パソコンの自作は、ケースに収めないのならば簡単です。
難しいのは、狭いケースの中にパーツを収めて配線をすることです。
ですから、大きい規格のマザーボードと大きいケースで作るのなら、そんなに難しくはありません。
「難しくないから自分で作ってみるか?」と、何の気なしに嫁さんに聞いてみたら「うん、そうねぇ」と、やってみてもいいかなという感じ。
わたしが指示を出しながら嫁さんが自作に初挑戦する事になりました。
組み立て
注文していたパーツが届いたので、嫁さんが自作に初挑戦します。
特に器用というわけではない、普通の五十代主婦でも自作パソコンは組み立てられるのでしょうか?
これから実際に行った組み立て作業を紹介します。
作るのはIntelの第9世代のCPU『Core i7』で、CPUソケットがLGA1151です。
CPUソケットがLGA1151ならば、CPUが違っても作り方は一緒なので参考になると思います。
自作に挑戦してみようと考えている方に、「これなら自分でも作れる」と自信を付けてもらえればいいなと思います。
組み立ての行程
- マザーボードにCPUを取り付ける
- CPUにCPUクーラーを取り付ける
- マザーボードにメモリを取り付ける
- マザーボードにストレージを取り付ける
- ケースにマザーボードを取り付ける
- マザーボードにグラフィックボードを取り付ける
- ケースに電源を取り付ける
- ケースとマザーボードを接続する
- 電源とマザーボードを接続する
- コードを纏める
- ケースを閉じて完成
このアルファベット順に作れればいいのですが、パーツによっては順番を入れ替えないと配線出来なかったりケースに収められなかったりします。
組み立て作業そのものは簡単です。
難しいのは配線とケースに収める事です。
ケースに収めないベアボーンパソコンや、大きいマザーボードのATXを使ってでっかいタワーケースに収めるのなら、小学生でも作れると思います。
今回は、嫁さんが小さいケースをパソコンショップで見て一目惚れしてしまいました。
なので、急遽miniITXでの自作になったので、多少難しくなるかもしれません。
それではマザーボードとケースのマニュアルを参考にして作業に取り掛かりましょう。
マザーボードのマニュアルでは
- マザーボードにCPUを取り付ける
- CPUクーラーを取り付ける
- ケースに電源を取り付ける
- マザーボードをケースに取り付ける
- マザーボードにメモリを取り付ける
- 電源とマザーボードを接続
- ストレージを取り付ける
- ケースとマザーボードを接続
- グラフィックボードを取り付ける
という順番で説明されています。
マザーボードのマニュアルは、マザーボードにパーツを組み付ける事を説明するのが中心です。
ケースへの取り付けはケースごとに違ってくるので、詳しい説明はありません。
ケースのマニュアルでは
- ケースにマザーボードを取り付ける
- ケースにグラフィックボードを取り付ける
- ケースに電源を取り付ける
となっています。
ケースのマニュアルは当然ケースの使い方の説明です。
マザーボードは出来上がった状態から説明が始まっています。
両方の作業手順を見つつ、パーツの大きさや接続の順番を考えながら組み立てていきます。
作業1 CPUを取り付ける
作業の前に、静電気で電子部品を壊してしまう事が無いように、水道栓などの金属に触れて静電気を逃がします。
まずはマザーボードを取り出します。
マザーボードが入っていた袋は静電気防止素材なので、作業はこの袋の上で行います。
マザーボードは、CPUソケットが図の方向になるように置きます。
今回使うマザーボードの場合、作業者から見てこの方向に置きます。
CPUを取り出します。
説明図3のように、ソケットの出っ張りとCPUの切込みを合わせてセットするので、方向を確認してCPUをマザーボードの横に置きます。
自作説明本にはCPUの左下の三角をソケットの左下に合わると書いてありました。
わたしも初自作の時にはCPUの三角とソケットの三角の位置に注意して作業しました。
しかしソケットのカバーを開けても三角の印は書いてありません。
三角の印が無いので何か間違えたのかと慌てました。
初めて自作する方は、CPUの三角は気にせず丸い切込みの位置を確認して作業しましょう。
説明図1のように、レバーを押し下げ外側に広げるようにして、留め金からレバーを外します。
レバーが外れたら、そのままレバーを起こします。
レバーを起こしていくとCPUソケットのカバーが開きます。
CPUとの接点になる細かいピンが出てきます。
ソケットの名前の通り、1151本のピンがあります。
ぶつけるとピンが曲がってしまうので、触ったり物を落としたりしないように注意しましょう。
初めてソケットのカバーを開けてこの状態を見た時、ソケットに三角の印が書いてなくて焦りました。
三角の位置だけに注意をしていると、ここでCPUの方向が正しいのかどうか不安になってしまいます。
ですから、CPUの丸い切込みの位置に注意して作業しましょう。
CPUをソケットにセットします。
自作の説明をしているブログでは静電気防止手袋の着用を進めている方がいますが、滑ってCPUを落としたり、手袋がソケットのピンに引っ掛かったりすることがあるので、CPUをソケットにセットする作業だけは素手で行う事をおすすめします。
CPUの切込みとソケットの出っ張りの位置を合わせて、CPUをそっとソケットに置きます。
無事CPUをソケットにセット出来ました。
ここまでの作業でCPUソケットのピンを折ってしまう事が、自作で失敗する一番の原因なのではないかと思います。
説明図4の作業です。
カバーの爪がネジの上に乗っていると、カバーは閉まらないので注意。
レバーを押し下げます。
かなり強い力でレバーを押さないといけないので、平らで硬いテーブルの上で作業しましょう。
マザーボードの箱の上でこの作業をすると、箱が潰れます。
わたしが初めてこの作業をした時は『こんなに力が必要だなんて、何か間違っているのか?ソケットが壊れるんじゃないのか?』と不安になりました。
そのくらいレバーは固いので、女性だと思いっきり力を入れる必要があると思って作業してください。
カバーのフックにレバーの先端を挿し込みます。
この時、レバーを外側に広げます。
慣れれば片手で出来るようになりますが、嫁さんは右手でレバーを下へ押さえ、左手でレバーを外側に押していました。
ソケットのピンを保護している黒いプラスチックのカバーが、このあたりでパカッと外れますが、慌てないでそのままレバーを固定しましょう。
レバーが固定されました。
ソケットピンカバーは修理や交換の時に取り付けなければいけないので、無くさないように保管しましょう。
パソコンの自作で一番の難関、CPUの取り付けを無事にクリアしました。
触っただけで壊れる危険があるのはCPUソケットのピンだけです。
この作業が済んだ後は、特別乱暴に扱うような事をしなければ、そうそう壊れる事は無いでしょう。
作業2 CPUクーラーを取り付ける(1)
マニュアルにはCPU取り付けの次にCPUクーラーを取り付けるとなっています。
CPUクーラーを取り出して、CPUクーラーの大きさや取り付け方を確認します。
今回使うCPUクーラーの取り付け方はバックプレート方式です。
このバックプレートをマザーボードの裏に取り付けて、表に貫通したネジで固定します。
マザーボードの裏にはCPUソケットを固定しているネジが出ています。
ネジとぶつからないようにバックプレートには穴が開いています。
ネジが穴に入る位置にバックプレートを取り付けます。
マザーボードを持ち上げて、マザーボードの裏からバックプレートのネジを挿し込みます。
嫁さんはバックプレートの方向を確認しないでマザーボードに挿し込みました。
ネジと穴の位置が合っていません。
これではバックプレートはマザーボードと密着しないので、ネジの長さが足りなくなってしまいます。
バックプレートを正しい方向にして挿し直しました。
スペーサーと金具をバックプレートに取り付けます。
バックプレートのネジにスペーサーを入れます。
スペーサーの上に金具をセット。
金具をネジ止めします。
これでCPUクーラーを取り付ける台座が完成。
92mmファンの小型CPUクーラーの場合は、このままクーラーを取り付けても大丈夫なのですが、今回使うCPUクーラーは冷却性能の高い120mmファンのクーラーです。
ファンはメモリの上に被さる位置まで来ます。
CPUクーラーを先に取り付けてしまうと、メモリを挿せなくなってしまうので、先にメモリの取り付けを行います。
作業3 メモリを取り付ける
メモリを取り出します。
メモリスロットは、スロットの一部分が埋められていて、逆向きに挿さらないようになっています。
スロットの埋めてある部分とメモリの切り欠きの位置を合わせて挿し込みます。
ギュッと押し込むと・・・
一枚目のメモリを取り付けました。
同じようにメモリの向きを確認して2枚目も挿します。
メモリの取り付け完了。
作業4 ストレージを取り付ける
ストレージはM.2のSSDです。
2.5インチのSSDならば、SSD本体をケースに取り付けてSATAケーブルで接続します。
それに対してM.2は、メモリのようにマザーボードに直接取り付けます。
ですから、メモリと同じく、先にCPUクーラーを付けてしまうと取り付けられなくなってしまうので、ここでSSDを取り付けます。
説明書の図と形が違いますが、丸の中の黒いプレートがM.2のヒートシンクになっています。
ヒートシンクを取り外しました。
ヒートシンクの下にM.2のソケットがあります。
マニュアルの説明はこの図だけですが、これで十分理解できます。
M.2のソケットにSSDを挿し込みます。
きちんと奥まで挿し込むと、SSDは斜めに浮き上がります。
SSDを押さえてネジ止めします。
M.2用ヒートシンクの裏に貼ってあるサーマルパッド保護フィルムを剥がします。
ヒートシンクをSSDの上に被せて元の位置に戻します。
ヒートシンクをネジで止めて、M.2のSSD取り付け完了です。
作業5 CPUクーラーを取り付ける(2)
CPUクーラーがメモリの上に被さる大きさの為、CPUクーラーの台座だけ取り付けてメモリとSSDを先に取り付けました。
次はCPUクーラーを取り付けます。
多くの方はサーマルグリスを使うと思いますが、今回は『クマグリス』で有名なサーマルグリズリーから新発売された『Carbonaut』というサーマルパッドを使います。
これは『クマグリス』に対して『クマシート』と呼ばれているそうです。
高性能のサーマルグリスに引けを取らない熱伝導性能があるという事なので試してみます。
クマシートは厚さが0.2mmしかない、薄い布状の物です。
これをCPUに乗せます。
わたしが初自作の時に心配だったのは、グリスの量や塗り方でした。
これなら塗り方に気を遣う事もなく、誰でも簡単にCPUクーラーを取り付けられます。
しかも、CPUクーラーを一度取り付けた後に取り外しても再利用出来るそうなので、グリスを拭き取って塗り直すという作業も必要なくなります。
このサーマルパッドの性能が問題無いのなら、今後の自作はグリスからパッドへ移行していくのではないでしょうか。
サーマルパッドがずれないように注意してCPUクーラーをCPUに乗せます。
先に取り付けてあった台座のネジと位置を合わせて、CPUクーラーの上からヒートシンクの穴を突き刺すようにドライバーを入れてネジ止めします。
片側だけを締めるとCPUとクーラーが斜めになってしまうので、右を半回転締めたら左を半回転締めるという具合に、両側のネジを少しずつ締めていきます。
CPUクーラーの取り付け完了。
サーマルパッドの使用により、グリスがはみ出していないかなどという心配もありません。
メモリとCPUクーラーファンのクリアランスは1.5mmあると調べてあったので、ぶつからないはずだと思ってはいましたが、ギリギリだったので実際に干渉しないか多少心配でした。
当然ですが、しっかり1mmほどの隙間があります。
作業6 マザーボードを取り付ける
嫁さんが一目惚れしたケースです。
幅 216mm、高さ 301mm、奥行 312mmしかありません。
見た目はかわいらしくて良いのですが、ボディーがコンパクトなので、パーツを入れた後の狭いスペースの中でコードを繋ぐ事が難しくなります。
ケースの取扱説明書によるマザーボードの取り付けの説明は、この3つの図だけです。
マザーボードの取扱説明書では、ネジを止める4ヶ所を示しているだけです。
マザーボードメーカーでは、どんなケースを使うのかわからないので、細かい事は実物を見て自分で判断しろという事ですね。
マザーボードを止めるネジは【B】を4個です。
ネジの種類を間違えないように、取扱説明書をよく見て確認します。
マザーボードをケースに取り付けてからコード類の配線をするのが一般的な作業手順だと思いますが、ケースが小さくて手が入りずらいので、先に接続できるケーブルを繋いでおきます。
これはマザーボードに電力を供給するメインの24ピンコネクターです。
マザーボードをケースの所定の位置にセットしました。
4ヶ所をネジ止めしてマザーボードを固定します。
作業7 グラフィックボードを取り付ける
グラフィックボードの説明はこれだけですが、まぁ、図を見れば作業内容は見当が付きます。
ケースのスロットカバーを外して、グラフィックボードをスロットに挿すと、そこにグラフィックボードの出力端子部分が来るので、ネジで止めるということですね。
まずはケースの説明の通りにスロットカバーのネジを外します。
ネジを外すとスロットカバーが外れます。
グラフィックボードをマザーボードのPCIEスロットに挿します。
外したスロットカバーの位置にグラフィックボードの出力端子が収まります。
スロットカバーを止めていたネジでグラフィックボードを固定して取り付け完了。
作業8 ケースとマザーボードを接続する
次に電源を取り付けようと思ったのですが、電源がマザーボードを覆ってしまうので配線がしずらくなります。
電源を取り付ける前にケースのコードをマザーボードに接続します。
ケースには、フロントパネルのスイッチやUSB、ケースファンなどのコードがこのように出ています。
どれが何のコードなのか、取扱説明書には書いてありません。
コネクターの形とコネクターに書かれた文字から、どこへ接続すればいいのか推測します。
作業8-1 フロントパネル
ケースのスイッチ類のコードを一つのコネクターに纏めるアダプターがマザーボードに付属していました。
これは使わなくても接続できますが、狭いケースの中でコネクターの位置を間違えないように一本一本確認しながらの作業は大変なので使用します。
まとめて接続できるので接続間違いも無くなるでしょう。
同じコネクターを繋ぎます。
フロントパネルのコードが一つのコネクターに纏まりました。
この図で指定しているピンにそれぞれのコネクターを繋ぐのですが、付属のアダプターで纏められているので、一つのコネクターとして接続できます。
フロントパネルのコードを纏めたコネクターをここへ挿します。
大きなケースならコネクターを見ながら作業できますが、小さいケースだとこのようにコネクターが見えないので手探りで挿します。
今回はうまく接続できましたが、ケースによっては狭くて手が入らない事もあります。
マザーボードをケースに固定する前に、これらのコードを先に接続した方が、作業がしやすいでしょう。
作業8-2 CPUファン
取扱説明書の図で、コネクターの位置を確認します。
CPUクーラーのファンから出ているコネクター。
CPUファンコネクターの接続完了。
マザーボードをケースに入れてからでも接続は出来ましたが、これはCPUクーラーを取り付けた時に接続してしまった方が簡単ですね。
作業8-3 ケースファン
続いてケースファンを接続します。
取扱説明書の【C】のコネクターです。
ケースファンのコネクターはグラフィックボードとCPUクーラーの間でした。
接続しようとしたのですが、手が入らなくて接続できませんでした。
マザーボードのレイアウト図を確認すると、オーディオコネクターもグラフィックボードが邪魔で挿せそうにありません。
仕方が無いので、取り付けたグラフィックボードを取り外します。
グラフィックボードを外してオーディオコネクターとケースファンコネクターを接続しました。
miniITXで自作する場合は、パーツを取り付ける順番とコードの接続の順番が重要になります。
このように順番を間違えると、取り付けられずに作業をやり直す事態に陥ります。
このあたりはケースやパーツによって難易度が変わってきますが、焦らずに、何度かパーツの付け直しをする覚悟をして作業を進めます。
作業8-4 USB3.1
次にUSB3.1コネクターを繋ぎます。
この大きいコネクターがUSB3.1です。
コネクターには出っ張りがあり、マザーボード側は出っ張りに合わせた切込みがあるので、逆には挿さりません。
コネクターが大きめなので持ちやすいです。
コネクターの向きを確認して接続します。
作業8-5 LEDコントローラー
ケースとの接続の最後は、ケースファンのLEDコントローラーです。
コントローラーにケースファンのRGBコードとリセットスイッチのコードを接続します。
作業9 電源と接続
作業9-1 電源取り付け枠
まずは取扱説明書の図を参考にして、電源に取り付け金具を取り付けます。
最初に電源を取り付ける枠をケースから取り外します。
取り外した枠をネジで電源に取り付けます。
作業9-2 CPU8ピン
ケースに電源を取り付けてしまうと狭くて配線がしずらいので、先にコードを接続する事にしました。
マザーボードに電力を供給するメインの24ピンコネクターは先に接続してあるので、まずはCPUに電力を供給する8ピンコネクターを接続します。
狭くて陰になり暗くて見えなかったので、スマホのライトで照らして接続しました。
8ピンなのですが、コネクターは4ピンずつに分かれています。
4ピンコネクターを二つ合わせて持たなくてはいけないので、狭い所では作業しずらいです。
これも24ピンと同じく、マザーボードをケースに固定する前に接続しておいた方が良かったですね。
作業9-3 ケースファン
続いてケースファンコントローラーにSATA電源を接続します。
これでマザーボードに接続するコードは全部です。
作業9-4 電源に接続
ケースファンコントローラーに繋いだSATA電源ケーブルを電源に接続します。
8ピンCPU電源を接続。
マザーボード側は24ピンコネクター(正確には20ピンと4ピンのコネクターに分かれています)一つですが、反対の電源側は24ピンコネクターと6ピンのSENSEコネクターの二つあります。
6ピンSENSEケーブルは「供給電圧を最適化する超重要なケーブル」のため必ず接続してください
引用元 玄人志向 謎のサングラス男
必ず接続してくださいと書いてあるので6ピンSENSEケーブルを接続します。
続いて24ピン電源ケーブルを接続。
幅の広いフラットケーブルで、ケース左のテーブルの上へは曲げずらかったので、膝に電源を乗せて作業しました。
電源への接続完了。
作業10 起動確認
間違いがないか、電源を固定する前に電気を通してスイッチを入れ、正常に起動する事を確認します。
電源コードを接続。
スイッチオン!
おぉ~!
マザーボードが光った!
ここまでは間違い無く組み立てられたのかな。
ほっと一安心。
随分派手に光るマザーボードですね。
でもケースのサイドが透明のパーツではないので、光っても見えないでしょう。
いよいよパソコンの電源を入れます。
無事に起動するか?
ケースファンのLEDが光ってファンが回りました。
CPUクーラーのファンも回りました。
ここまでは大丈夫のようです。
電源を落として、取り外したグラフィックボードを再度取り付けます。
確認に必要なモニターを用意します。
再度電源オン!
スイッチオン!
よし!
エイスースのマークが表示されました!
これでUEFI画面が表示されれば、接続は無事に完成です。
『ASUS ROG STRIX H370I GAMING』
マザーボードの型番はあってますね。
『I7-9700KF CPU 3.60GHZ』
CPUも正しく認識しています。
『16384MB (DDR4-2133)』
メモリはDDR4-2666なんだけどなぁ・・・。
これは後で確認しよう。
『CPU Fan Error!』
はい?
CPUファンエラー?
CPUクーラーのファンのコネクターを水冷ポンプのコネクターに挿していました。
CPUクーラーのファンコネクターをCPU FANに挿し直して電源を入れます。
この画面が表示されたので、UEFIに入る為[F2]キーを押します。
今度は『CPU Fan Error!』の表示がありません。
待つこと数秒・・・
無事に起動しました。
やったー!
作業11 電源取り付け
起動することが確認できたので、電源を切ってケースに入れます。
コードをケースの中に手繰り寄せながら、電源をケースに差し込みます。
4ヶ所ネジ止めして固定します。
作業12 組み立て完了
これでケースの中にパーツは全て入りました。
コードがケースファンやCPUクーラーのファンに触れないように、また、少しでも空気の流れが良くなるように、コードを結束バンドで纏めます。
最初に外したシャドウベイを取り付けて、ケースカバーを閉じて完成です。
作業13 Windowsインストール
電源やモニターを繋いでセッティング完了。
Windowsはパッケージ版を購入しました。
プロダクトキーとUSBメモリが入っています。
インストール手順
- ブートドライブをUSBに設定
- USBメモリをPCに挿す
- 電源を入れる
- 画面の指示に従いインストール
では、手順に沿ってインストールします。
まずは1番の『ブートドライブをUSBに設定』です。
電源を入れてこの画面が表示されたら【F2】キーを押します。
UEFI BIOS画面が表示されます。
右下の『Advanced Mode』をクリック。
アドバンスドモードに入ります。
メニューの『起動』をクリック。
起動設定でUSBを優先にしようと思いましたが、USBがありません。
どうしていいかわからず一瞬パニックになりましたが、調べてみると、どうやら最近のマザーボードはWindowsをインストールする事を前提に作られているようで、いちいち設定しなくても、USBかDVDにインストールメディアを入れて立ち上げればインストールが始まるようです。
WindowsインストールUSBを挿して電源を入れます。
無事インストールが始まりました。
プロダクトキーを入力。
『アップグレード』と『カスタム』があります。
新規インストールは『カスタム』です。
画面の指示に従っていくつかの項目を入力。
インストール完了。
壁紙が引き継がれていてびっくりしました。
GoogleChromeをダウンロードして、GoogleIDでログインすると、ブックマークなどもそのまま引き継げました。
まとめ
わたしが指示を出しながらですが、嫁さんが組み立てたパソコンは無事に完成しました。
途中で作業のやり直しなどがあったので、マザーボードとケースの別記事に組み立て参考手順を書いておくので、実際に自作に挑戦する時は参考にしてください。
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その後ストレージ容量が不足したのでHDDを増設しました。
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パーツ
パーツの紹介を別記事にしていますので、気になるパーツはリンクからご覧ください。
マザーボード
ケース
ケースファンのLEDの光る様子も紹介しています。
CPU
サーマルパッド
シネベンチを走らせて、熱伝導性能を調べた様子も紹介しています。
CPUクーラー
メモリ
DDR4-2133と認識される原因と、2666MHzで作動させる設定も紹介しています。
ストレージ
Western Digital WD BLUE SSD 500GB
グラフィックボード
電源
パーツ選定
これらのパーツに決まるまで紆余曲折ありました。
パーツ選定の様子は以下のリンクからどうぞ