今回はCPUグリスを使わずに、サーマルパッドを使う事にしました。
旧タイプに比べてかなり熱伝導性能が高くなったそうで、普通のCPUグリスと変わらない性能があるそうです。
5枚ものシールで厳重に封がされています。
箱を開けると、薄いペラペラのシートが入っています。
このシートをCPUとCPUクーラーの間に挟んで使います。
CPUの発する熱をヒートシンクに伝えられるのか?
シネベンチでCPUに負荷をかけてCPUの温度をチェックします。
室温23℃くらいで低負荷時の温度は、CoreTempで36℃となっています。
シネベンチを走らせると、CPU使用率が100%、クロックは4.07GHzになりました。
CPU温度は82℃まで上がりました。
ちょっと高めですが、この条件でこの温度なら十分グリスの代わりを務めていると思います。
ベンチマークが終わると1分ほどでアイドル状態の温度に戻りました。
比較の為、わたしのパソコンでもシネベンチを走らせてみました。
CPUはCore i7-8700、CPUクーラーはサイズの虎徹 MarkⅡ、サーマルグリスは虎徹に付属していたグリスです。
シネベンチを走らせると、同じようにCPU使用率100%、クロック4.09GHzになりました。
CPU温度は最高82℃まで上がりました。
比べると、ノクチュアのCPUクーラーの優秀さもあるのかもしれませんが、虎徹+グリスとさほど変わらない冷却性能だといえます。
このサーマルパッドの熱伝導性能は十分ですね。
サーマルパッドはCPUグリスとは違って塗ったり拭き取ったりする手間がありません。
ですから、自作初心者が心配する塗りムラは発生しません。
また日にちが経っても乾燥して硬くなったりしないので、安定的な冷却性能が期待できます。
これだけ性能が良ければ、もうグリスを使わなくてもいいでしょう。
自作初心者には便利で心強いアイテムです。