ドスパラ本店に行ってきた
壊れた嫁さんのパソコンの後継機をどうするか・・・。
BTOではなかなか思うようなカスタマイズが出来なかったので、自作を検討します。
一応パーツの選定はしましたが、なにぶん自作初心者なので、わたしが選んだパーツで問題が無いのか心配です。
初めての自作の時はドスパラのスタッフにパーツを選んでもらったので、自分で選んだパーツの組み合わせをチェックしてもらおうと思い、ドスパラへ行ってきました。
スタッフにアドバイスを貰う
話を聞いてくれたのはスタッフの矢野さん。
「嫁さんのパソコンが壊れてしまったので自作しようと思うのですが、自作初心者なので、パーツの相性などに問題が無いかアドバイスを貰いたいと思って来ました」
そう言って、矢野さんに見積番号を伝えました。
矢野さんが見積番号を入力すると見積書が表示されました。
ひとつずつパーツをチェックしていく矢野さん。
マザーボードのアドバイス
「第8世代のCPUは持っていますか?」
「はっ?第8世代ですか?ええ、今使っているのは第8世代のi7ですけど・・・」
「このマザーボードは第8世代用なので、BIOSのバージョンが古いと第9世代のCPUが使えないんですよ。もしBIOSが古かった場合は第8世代のCPUで動かしてBIOSをアップデートしてからでないと第9世代のCPUは使えないんですよ」
これは知らなかったのでアドバイスを聞いてよかったです。
知らずに購入して、動かないでパニックになっていたかもしれません。
BIOSのアップデートは、ドスパラで3,000円でやってもらえるそうですが、第9世代にネイティブ対応しているZ390チップセットのマザーボードにした方が良いのではないかとアドバイスされました。
これは変更を検討した方が良さそうです。
CPUのアドバイス
「CPUはi3で大丈夫ですか?」
「今core m3のサーフェスで作業しているので大丈夫だと思います」
「タブをいっぱい開いて作業していると動きが遅いんですよねぇ。あと、RAW現像に時間が掛かり過ぎて・・・」
と嫁さん。
えっ?
RAW現像するの?
写真が趣味の嫁さんがRAWデータも保存している事は聞いたことがあります。
でもRAW現像しているところは見たことが無かったので、NASの容量も食う事だし、RAWデータは必要ないんじゃないかと思っていました。
パソコンのスペックが低いからRAW現像していなかったのか。
折角パソコンを買い替えるので、どうせなら少し高くなってもRAW現像できるパソコンを作ってあげようか。
調べてみると、RAW現像にはコア数が多い方が良いようです。
その代わり、ゲームと違ってグラフィックボードはそれほど重要ではないようです。
Core i3は4コアです。
5,000円ほど出すと6コアのi5が買えます。
なるほど、やっぱり今はCore i5がコスパ最高のCPUなんですね。
再見積もり
とりあえずCPUをCore i5に、マザーボードをZ390チップセットのものに変更するとしたらいくらになるのか、見積もりをし直してもらいました。
店内を回ってパーツを一つずつ選んでいきます。
メモリーやCPUクーラーが干渉してケースに収まらないといけないので、最初にケースを決めます。
いろいろなケースが並んでいます。
今回使う予定のRAIJINTEKのmicroATXのケース『STYX』は、ケースのブースの一番奥にありました。
初めて自作したパソコンで使ったので、同じケースを使いたいと思います。
ところが・・・
「これ、小さくてかわいい!」
なんと嫁さんはこのケースに一目惚れ。
自作を検討し始めた時、「こんなかわいいケースもあるよ」とすすめてみたのですが、嫁さんは「普通の黒いケースの方が良い」という返事。
RAIJINTEKのSTYXも、シルバーより黒が良いと言っていました。
ケースに拘りは全く無かった嫁さんだったのに、まさかお気に入りのケースが見つかるなんて。
この時点では、まだBTOにするか自作するかは決定していませんでしたが、お気に入りのケースがあるのなら自作するしかありません。
嫁さんの『これ、小さくてかわいい!』の一言で自作が決まりました。
一からパーツを選び直し
ケース
スタッフの矢野さんに「嫁さんがこのケースを気に入ったので、これで作ります。在庫が無いようですが取り寄せは出来ますか」と尋ねました。
まだ発売されたばかりの新しいケースで人気があり、あっという間に売れてしまったそうです。
すでに追加発注していて、1月下旬入荷予定とのこと。
「このケースに決めるので、一台確保してください」
ケースはCooler Masterの『Mastercase H100』に決定です。
CPU
Core i3の予定でしたが、『本当はRAW現像したかったけど、時間が掛かりすぎるから諦めた』という嫁さんの気持ちを考え、Core i5にします。
Core i5の中にも種類があります。
RAW現像するのなら、別にグラフィックボードが必要になるけれど『9400F』がおすすめとのこと。
『F』付きのCPUは、グラフィック機能を無効にして、グラフィック機能に回す電力をコアに回してパフォーマンスを高めているそうです。
マザーボード
microATXの予定でしたが、嫁さんが一目惚れしたケースがminiITX用なので、必然的にマザーボードはminiITXになります。
ASUSのZ390miniITXマザーボードは、現在『ROG STRIX Z390-I GAMING』しかありません。
3万円近い高額なお値段ですが、選択肢は無いのでこれになります。
しかし、高いだけあってWi-FiとBluetoothが搭載されているので、別にパーツを買い足さなくてもいい事がわかり、それならいいかと納得しました。
グラフィックボード
グラフィックボードは、ちょうど値段が下がっていてコスパが良いPalitのGTX1050Tiにします。
メモリー
メモリーはコルセアの16GBです。
ストレージ
ケースが小さいので、配線がいらないメリットもあるM.2にします。
Crucialの『P1 CT500P1SSD8JP』が、同じくらいの値段でNVMe接続なのでおすすめと言われました。
しかし『P1 CT500P1SSD8JP』は、1つのセルに4ビットの情報を保持させるQLCで、3ビットの情報を保持するTLCに比べ信頼性が劣ります。
さらに、NVMe接続は高速な読み書きができる反面発熱が多くなります。
小型ケースで廃熱に気を付けなければならない事も考えて、SATA接続TLC500GBのウエスタンデジタルBlueにします。
電源
電源も、ケースが小さいので、ケーブルがエアフローの邪魔をしないように、必要なケーブルだけを繋げばいいプラグインにします。
出来ればファンの回転数がコントロールできるものが良いですね。
CPUクーラーとケースファンの回転数はコントロールできるのに、電源のファンが最大回転数でブン回っていては音が気になります。
以上の条件を満たす電源は、玄人志向にありました。
80PLUSでGOLD認証の550Wプラグインにしました。
CPUクーラー
冷却性能でノクチュアの『NH-L9i』をすすめられました。
OS
Windows10 Homeですが、後々の使い勝手を考えてDSP版ではなくパッケージ版にします。
お値段
税込み109,650円となりました。
かなり予定より高額なパーツを選んでいったので、15万円近くになっているかと思っていました。
それでも当初予算をオーバーしている事には違いありません。
「予算は10万円と考えていたのですが、もし削るとしたらどのパーツのグレードを下げますか」と、矢野さんに質問しました。
当然一番高いマザーボードのグレードを下げると思いましたが、矢野さんはCPUクーラーを削ってリテールクーラーを使ってでもZ390のマザーボードの方が絶対に良いとの意見でした。
そこまで言うということは、初心者はBIOSのバージョン違いで動かないというトラブルは絶対に避けた方がいいという事なのでしょう。
多少予算オーバーでも、トラブルに見舞われるよりはいいので、この構成で注文しました。
嫁さんは予算オーバーでも大丈夫なのかと気にしていました。
初めは仕事用のパソコンという認識でしたが、趣味である写真の為の出費だと思えば安いものです。
注文書に署名をして帰路に就きました。
帰宅途中にスマホでCooler Masterのケースを検索してみました。
Amazonも楽天も他のパソコンショップも、全て売り切れ入荷待ちでした。
ケースの入荷が楽しみです。
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