LPSA芝浦サロンの様子
2013年6月7日の当初予定は…
1)スーパーサロンでまりか先生に飛車落ちで勝ち、決着を着けてまりか先生との飛車落ちを卒業する。
2)気分良く芝浦に乗り込み、たいふー先生と飛車落ち卒業対局に勝ち、飛車落ち卒業扇子にサインを貰う。
3)ひろみ先生と銀落ち初体験を楽しむ。
4)意気揚々と駒込に乗り込み、ジョナ研で勝った将棋を並べて自慢する。
と、なるはずでした。
ところが将棋の神様が意地悪をして、まりか先生は予約が取れず、たいふー先生は急遽打ち合わせが入ってしまい担当変更。
そこで予定変更して、まずは久しぶりの指導対局の肩慣らしに、ひろみ先生に飛車落ちで勝ってから、おかわり対局で銀落ち初体験しようと思いました。
それが、わたしらしいとはいえ必勝の将棋を落としてしまうとは…
まぁ、いくら六面指しだからといっても、アマチュア1級の分際で女流棋士に飛車落ちで勝とうなんて、十年早いと言われそうですね。
勝つ気満々でいたのに負けてしまい、傷心を慰めようと一服しに外へ。
サロンへ戻って窓際で黄昏ていると美夏先生が「もう一局どうですか?」と、声を掛けてくれました。
「いやぁ、本当は今日、銀落ちを指してみたいと思っていたんですよ。一局目で飛車落ちに勝って、おかわりで銀落ちを教わろうとしていたんですけど、今負けちゃったので、まさか次に銀落ちをお願いするのは図々しくて出来ませんから…。そうだ、美夏先生が銀落ちを指してくれるのなら、もう一局指していきますけど、どうですか?」
美夏先生は快諾してくださり、予定していた銀落ち初体験が実現しました。
ひろみ先生を角桂落ちという変則手合いで苛めたクリハラさんを誘って、美夏先生と二面指しでの指導対局となりました。
駒を並べ終えると、「どっちの銀を落としますか?」と、美夏先生。
「どちらでも好きな方をどうぞ」と、わたし。
上手の作戦は大きく分けて四つ。
右銀を落としての居飛車と振り飛車。
左銀を落としての居飛車と振り飛車。
振り飛車にとって左銀は、攻めだけではなく居飛車の攻めを受けるためにも大事な駒です。
ですから、左銀を落としての振り飛車は無いのではないかと思っていました。
その他の三つは可能性があるでしょう。
わたしの予想一番手は右銀落ち振り飛車。
次は右銀落ち相矢倉。
可能性は低いと思うけれども、左銀を落として、金二枚で矢倉もどきに組んで攻め味を見せる相居飛車。
どれにしても、打ち込みの隙が出来やすいので、横歩取りや角換わりは避けてくるでしょう。
「どうしましょう…」と、数秒悩んで、美夏先生は右銀を取り上げて駒箱に仕舞いました。
大庭美夏女流1級戦
飛車を振る美夏先生。
銀落ち初対局となります。
それでは二面指しでの美夏先生との右銀落ちの将棋を見てください。
感想戦
攻め急いだ美夏先生に対して、棋風に反し我慢して受け、上手の攻めを切らせて勝つという、わたしらしからぬ将棋でした。
指導する予定ではなかったのに、慣れない銀落ちという手合いにもかかわらず、お相手をして頂きありがとうございました。
対局情報
対局日 :2013年6月7日
棋 戦 :LPSA芝浦サロン
対局場所:LPSA芝浦
銀落ち対戦成績
○
次局はこちら
銀落ち 第二局 島井咲緒里女流二段戦
角落ち指導対局はこちら
角落ち 第一局 神田真由美女流二段戦
飛車落ち指導対局はこちら
飛車落ち 第一局 早水千紗女流二段戦