週刊鉄腕アトムを作ろう!の創刊号の紹介と、ロビ2との比較をお伝えします。
パッケージ
創刊号のパッケージは、10cm程の厚みのある箱です。
パーツ
創刊号にはこの4つが入っていました。
スタートアップDVDです。
これから作るアトムの紹介と、1963年版・1980年版・2003年版それぞれのテレビアニメシリーズの第1話が収録されています。
ビスケースです。
ビスを保管するケースです。
以上の2点は、パーツではなく、初回のプレゼントですね。
パーツとしては2点で、顔とまつ毛のシールです。
組み立て作業
眠った顔を表現するまつ毛を貼ります。
創刊号の組み立て作業はこれで終了です。
この眠った顔は実際のロボットに使用するものでは無く、サーボモーターに個別IDを書き込むチェックスタンドに使用するものです。
マガジン
創刊号のマガジン『AIと家族になろう!』です。
アトムの機能紹介
1)基本機能
本体だけで楽しめる機能で、二足歩行やダンスなどの動きと、会話が出来る事が、基本機能として備わっている二大機能です。
2)拡張機能
Wi-Fi環境下で楽しめる機能で、12人までの顔を認識して、相手に合わせた話題で会話が出来ます。
3)発展機能
有料ではあるけれど、クラウドサービスに加入すると楽しめる機能で、ネットの情報を取得して、天気や行楽情報などを答えてくれるようになります。
ATOMを支える日本の専門企業5社
ATOMを開発した5社の紹介
制作カレンダー
右腕の組み立てが今年8月上旬に完成してから、ATOMが目覚める来年9月までの予定が記されています。
スペシャルインタビュー
鉄腕アトムの原作者手塚治虫の長男である手塚眞氏のインタビューが掲載されています。
鉄腕アトムの軌跡
1951年の『アトム大使』から2017年の『週刊鉄腕アトムを作ろう!』創刊までの年表。
組み立てガイド
今回は左右の目にシールを貼るだけでしたが、それでも1ページを丸々使って、丁寧に説明しています。
定期購読とプレゼントの案内と、それらの応募はがき
操作マニュアル
マニュアルの最初は『自己診断してみよう』です。
「アトム」と呼び掛けて、「ハイ!」と返事をされたら、「自己診断して」と話しかけます。
体を動かしながら、サーボモーターやネットワーク環境などをひとつひとつチェックしていくようです。
創刊号の感想
アトムを完成させるかどうかは別として、アトムファンだったら、この創刊号はDVDとマガジンだけでも購入する価値があると思います。
特にアトムファンではないけれど、ロボットに興味があって、いつかは2足歩行ロボットを作ってみたいと思っていた人は、6月から始まるデアゴスティーニの『ロビ2』と『アトム』とを比較したいのではないでしょうか。
『アトム』と『ロビ2』の比較
初代ロビはコミュニケーションロボットの先駆けとして、多大な功績を残したと思いますが、機能を絞った構成だったので、わたしには今一つ、購入するまでの魅力を感じませんでした。
しかし、新しいロビ2は、アトムの機能を意識したのか、顔認識などの機能を追加しています。
【価格】
『アトム』 199,206円
『ロビ2』 171,327円
アトムの方が27,879円高いですね。
【完成予定】
『アトム』 2018年9月
『ロビ2』 2018年12月
【サイズ】
『アトム』 身長約44cm 体重約1.4kg
『ロビ2』 身長約34cm 体重約1.0kg
アトムとロビ2の一番大きな違いは、会話能力でしょう。
完成されているロビ2の会話能力と、AIで会話能力が進歩していくアトム。
アトムは、話す相手に応じた話題で会話をして、会話量によって、会話の中身が深まります。
ロビ2はネット環境が必要無いという事なので、物を調べて教えてくれるという事は出来ないのでしょう。
アトムはネットに繋がっていれば、調べて答えてくれるのではないかと思います。
ロビ2はオリジナルデザインなので、動きの制約が少ない形をしていますが、アトムは原作のイメージを壊さないようにデザインをしなければならなかったので、動きに制約があります。
体の動きに関してはロビ2の方がより多くのポーズをとる事が出来ると思います。
ロビのオーナーによるロビクラブは魅力的です。
アトムオーナーズクラブを作って、情報交換の場を提供して欲しいと思います。
まとめ
アトムは液晶ディスプレイが搭載されていてネットワーク接続が可能なので、拡張性が高く、完成後のアップデートで機能が追加されるという楽しみがあります。
なにより、「鉄腕アトム」が自分の手で作れるという喜びが一番大きいと思います。
ロビ2は、15万体売れたロビの、ロボットとしての基本性能の高さを継承する、ノウハウの蓄積が土台にあるという安心感が大きいですね。
続きはこちらです。
鉄腕アトムを作ろう! 第2号 ボク、ATOM あなたを覚えて名前も呼ぶよ!