飛車落ち　第二百五十局　大庭美樹女流初段戦

足立将棋倶楽部の様子

年に一度の女流棋士指導対局会がやってきました。
今年は参加者が増えて、午前の部が級位者中心に十二面指しで、午後の部が段位者中心の十一面指しとなりました。

午前の部。

午後の部で指導を受ける部員は、指導対局を行っている脇で練習対局を指しています。

わたしはＬＰＳＡ棋譜ノートで棋譜を採りながら指します。

大庭美樹女流初段戦

美樹先生との十二局目となります。
前回からの一年、一度も指導対局を受けていません。
実戦もあまり指していないので不安ですが、連敗は避けたいと思います。

感想戦

▲２六銀と棒銀に出る前に▲７七銀と備えておかなくてはいけませんでした。
それでも囲いが整っていないので、30手目は角をぶつけられる方が嫌だったとの美樹先生の感想でした。
一歩得で馬を作れても下手に角を手持ちにされる方が指しずらかったようです。
角道を止めて以降、下手が勝つのは難しい形勢になってしまいました。

翌2020年と、その翌年の2021年の女流棋士指導大会は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいました。
早くコロナが落ち着いて指導対局が再開出来るように望んでいます。

女流棋士指導大会が中止になっている間、2020年3月末日付けで美樹先生は現役引退となりました。

『大庭美樹初段　公式戦引退のお知らせ』

したがってこの将棋が美樹先生との最後の対局となってしまいました。
最後がこんなに冴えない将棋で心残りですが、これも実力なので致し方ありません。

美樹先生、ご指導ありがとうございました。
そして現役生活お疲れ様でした。