なかなか良い将棋研究会合宿1日目の様子
2013年11月2日から4日まで、2泊3日の将棋合宿に行ってきました。
『中々良い将棋研究会合宿』、略して『なかい研合宿』です。
ちなみに『なかい研』と言っても、決して中井さんや仲井さんや中居さんなどの個人名とは一切関係がありません(笑)。
将棋合宿は回を重ねる事6回目となります。
前回の第5回は仕事の都合で無念の欠席。
ところで、第一回の将棋合宿の模様は当ブログには書いていません。
合宿に参加したメンバーは理由を知っているのですが、訳有って理由を書く事は出来ません(苦笑)。
野球のユニフォームとグローブを持って家を出て、最寄り駅のコインロッカーに野球道具を預けてから将棋合宿の集合場所へ向かったとだけ白状しておきます(笑)。
合宿の前日は仕事で、2日は夜勤明けでした。
明け方に帰宅して、3時間余りの睡眠を取って起床。
木曜日のうちに荷物を詰めたバッグを持って家を出ました。
電車の中でツイッターを見てみると、合宿メンバーのkkさんが『さて国立競技場へ』と呟いていました。
レッズサポーターのkkさんはナビスコ杯決勝を戦う浦和レッズの応援に行くようです。
『一足先に行ってま~す』とメッセージを送りました。
集合はJR川口駅に10時。
15分位前に到着。
既に大野先生をはじめ、車担当のHonさん、不利飛車迷人さん、俊さん、Fujさん、初参加のOkaさんが集合していました。
程無く中井先生が助手席に植山先生を乗せて到着。
わたしはFujさんとOkaさんと一緒に中井先生の車に乗せて頂き、川口駅を出発。
Honさんの車には不利飛車迷人さんと俊さんが乗り込みました。
Honさんは途中でWさんらをピックアップしてから関越自動車道をドライブする予定になっています。
関越自動車道の嵐山パーキングで待ち合わせ&休憩。
Honカーはピックアップの為少し寄り道をするので、中井カーが先に到着。
10分程遅れてHonカーも到着。
予定では11時頃に嵐山パーキングに到着するはずだったのですが、連休初日という事もあり、渋滞で12時半頃になってしまいました。
昼食はどうするかを相談した結果、この先はそんなに渋滞していないようなので、もう少し我慢して上信越自動車道の佐久インターまで行ってから食事にしようという意見にまとまりました。
2時頃、佐久インターから高速道路を降りました。
佐久インターの目の前にある『峠の釜めし』で有名なおぎのやさんで昼食。
釜めしを頂きましたが、これはやっぱり電車の中で食べた方が風情があっていいですね。
予定よりも遅れているので、昼食を30分程で済ませて出発。
長野県南佐久郡川上村にあるナナーズというスーパーで飲み物やお菓子を買い出し。
スーパーの駐車場から見える景色。
程よく色付いた山々に囲まれた、東京の人間には羨ましい風景です。
なかい研合宿では雨がデフォルトなのですが、強力な雨男の植山先生がいるにもかかわらず青空が広がっています。
おやつと飲み物を仕入れて、合宿地へ向かいます。
なかい研の合宿地、『信濃わらび山荘』に到着。
渋滞で遅くなり、午後4時になっていました。
前回の第5回合宿は参加出来ず。
その前の第4回合宿は秩父で開催。
ですから、ここ信濃わらび山荘には第3回以来、1年半ぶり4度目の訪問となりました。
いよいよ、将棋三昧の至福の時間が訪れます。
いつもより時間が掛かりましたが、無事にわらび山荘に到着。
階段の右が管理棟とお風呂、階段の上が宿泊棟です。
ほぼ同時に一泊二日のみで、明日の夕方に帰るSatさんが、自分の車でわらび山荘に到着。
初日は先生3名と生徒9名の参加です。
階段を上った先の宿泊棟。
『金峰』と書いて『きんぷ』と読みます。
棟内は禁煙なので、玄関脇の喫煙スペースでタバコを喫います。
今回は7号室を使う事になりました。
部屋に荷物を運びます。
部屋の中は3床のベッドが2段で、6名の宿泊が可能ですが、今回はこの部屋を2人で使います。
各部屋にはベッドの他に小さなテーブルと椅子が置かれています。
各部屋からテーブルと椅子を運んで、ラウンジを対局場にします。
対局場の用意が出来ました。
ストーブ横には飲み物とお菓子がいっぱい置かれています。
用意の出来た対局場に、別棟のコテージに荷を解いた先生方も集合。
到着が遅くなったので、夕飯まで1時間ほどしかありません。
今回の合宿のリーグ戦では持ち時間20分で、秒読みが30秒というルールです。
これからリーグ戦を始めては、夕飯の時間を過ぎるかもしれません。
そこで、持ち時間10分でペア将棋を指す事になりました。
わたしは大野先生とのペアで、俊さんとSatさんのペアと対局。
俊さんもSatさんも棋力は四段なので、いくら大野先生といえども、わたしの棋力をカバーするのは至難の業でしょう。
将棋は相矢倉になりましたが、案の定わたしの悪手によって負かされました。
将棋合宿でのペア将棋では未だ勝った事がありません。
ペア将棋が終わり、みんなで食堂へ移動して夕食。
最初は写真の一番手前の席に座ったのですが、何と目の前に中井先生が座ったではないですか。
後から食堂に入ってきたHonさんに「中井先生の目の前じゃ緊張しちゃうから、Honさんがここに座って」と、特等席を譲り、わたしはHonさんの隣、中井先生の斜向かいに座りました。
中井先生の音頭で乾杯。
中井先生との会話と美味しい食事を楽しみました。
陽も落ちて、すっかり暗くなった食堂から、また対局場へ移動。
対局室へ戻ると、早速対局が始まります。
指導対局とリーグ戦を、相手を代えながら指していきます。
さぁ、長い夜の始まりです。
植山悦行七段戦
夕食後、わたしが最初に指したのは植山先生との指導対局です。
通常は多面指しなのですが、この時、他のメンバーはみんな対局中だったので、もったいなくも一対一での対局となりました。
プロ棋士と一対一で将棋を指せるなんて、すごく贅沢な事で嬉しいのですが、多面指しのハンデが無いのが辛いところです。
植山先生との十七局目となります。
それでは植山先生との飛車落ち指導対局を見てください。
感想戦
46手目は▲6八角と引いてじっくり指しても下手不満無しですが、本譜の順でも下手の攻めは成立していたようです。
55手目の局面は下手悪くないと思うのですが、▲3四金が重たい攻めで良くありませんでした。
実戦では全く見えませんでしたが、ここで▲4四歩と合わせる手が好手だったようです。
△4三歩と受けた手に対してすかさず▲4四歩の合わせ・・・
この手が指せるようなら有段者ですね。
級位者のわたしには見えません。
▲3四金と打ったからには、58手目は▲4三金でしたかね。
68手目の▲4三金が敗着でした。
打たれてみれば当然の△6五角が見えていなかったなんて…。
植山先生の銀引きにすっかり騙されてしまいました。
68手目は何か手が無かったですかねぇ。
ここで手が無いのなら、変化手順の62手目の▲6四銀成を逃してからは、下手に勝ちは無いのかもしれません。
72手目は▲3二金ならば△4七角成となって、駒割りは飛車金交換の勘定なので、本譜よりは駒の損が小さかったのですが、金がそっぽへ行くのが気に入りませんでした。
やはり角を引いてじっくり指すんだったかなぁ…。
でもそれは自分の棋風じゃ無いからなぁ…。
植山先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2013年11月2日
棋 戦 :なかなか良い将棋研究会
対局場所:信濃わらび山荘
飛車落ち対戦成績
○
●●○○○○
●●●○○○○●●○
●○
●○○○●○●●○○
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