LPSAサロンの様子
12月22日、翌日の『フランボワーズカップ』に出場する為に上京したらぶ先生は、この日のサロンの指導を担当しました。
らぶ先生の指導を受けられる機会は多くないので、この日は予定をやりくりしてサロンへ行く為の時間を作りました。
3時半からの指導に予約を入れておき、サロンへ向かいました。
3時前にサロンへ着くと、2時からの指導を二面で行なっていました。
らぶ先生に初めて会った時はまだ幼い女の子でしたが、暫くぶりに会ったらぶ先生は少し大人っぽくなっていました。
『TJP』は『ツアー女子プロ』の略ですが、金サロメンバーのあいだでは『天然女子プロ』の略だと言われています(笑)。
らぶ先生の言動や行動は、結構天然ボケしていて笑わせてくれます。
でも将棋の指し手は全然ボケてないんですよねぇ。
渡部愛TJP戦
らぶ先生との二局目となります。
二面指しでのサイン勝負です。
感想戦
31手目の△4五歩は指し過ぎなのではないかと思いましたが、上手の意図が分からず、実戦では玉の整備の▲6七金と指しました。
しかしここは▲4一角と打ち込む隙がありました。
△4三銀や△4三角と受けても▲3二角成から▲2二金で2筋突破を狙えました。
66手目は▲5三歩と打ちましたが、感想戦でのらぶ先生の指摘は「▲5二歩成と銀を取れても王手ではないので攻めが一手遅れます。▲6四歩と打てば6三に打ち込んでも▲6三歩成としても王手なので▲6四歩の方が良かったですね」というものでした。
敗因は69手目の△8五桂と73手目の△6六歩を、詰まないのに両方とも詰めろだと思ってしまった事です。
△8五桂が詰めろではないので▲5二歩成で下手が勝勢でした。
6五の歩を払おうと考えて▲5四角から▲6五角としましたが、歩を取るよりも▲8六銀と受けておけば下手勝勢が続いていました。
69手目に△8五桂と打たれた局面で、変化手順に示した▲5二歩成と銀を取って△7七角成に馬を取らずに逃げれば詰まないので下手が勝ちだなんて、将棋は奥が深いですねぇ。
玉頭に馬を残して助かっているなんてねぇ…。
アマ級位者のほとんど全ての人は△7七角成にはノータイムで▲同金と取るのではないでしょうか。
出来る事ならば、△8五桂が詰めろではないことを分かっていて打ったのか、らぶ先生のコメントが聞きたいですね。
△6六歩も詰めろではないので▲7五銀と無理やり攻めても勝ち筋ですが、▲6六同金左と取っておいて何でもありませんでした。
74手目の銀の只捨てで紛れて、次の龍切りで逆転してしまいました。
龍を切らずに▲5六桂ならばまだ難しいながら下手が残していました。
龍を切ってからは上手勝勢となってしまいました。
らぶ先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2010年12月22日
棋 戦 :LPSAサロン
対局場所:LPSA芝浦
飛車落ち対戦成績
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