トミックスワールド大宮カルチャースクールの機関車組立教室でEF64を作りました。
それまでNゲージは完成品が売られていると思っていました。
販売されているNゲージの車両には、ナンバープレートやアンテナなどは取り付けられていないんですね。
購入後に自分で取り付けるという事を、機関車組立教室で知りました。
EF64を持ち帰り、ナンバープレートを取り付けたのですが、普通のプラモデル用のニッパーは、刃が厚すぎて、うまくナンバープレートを切り取る事が出来ませんでした。
パーツを取り付けずに走らせても十分Nゲージを楽しめますが、ナンバープレートなどのパーツを取り付ける穴が開いたままだと、興ざめしてしまいます。
決して安くは無いNゲージを買って楽しむのなら、パーツを取り付けて雰囲気を高めたいですね。
これは、Nゲージ用の工具が必要だと思いました。
Nゲージを楽しむ為に必要な道具
車両にパーツを取り付けたり、シールやデカールを貼ってディテールアップをする為に必要な工具には、なにがあるでしょうか。
ニッパー・ハサミ・カッターなどはすぐに思いつきます。
部品が細かいのでピンセットも必要でしょう。
トミックスのサイトで、パーツの取り付け方を調べたら、アンテナを取り付けるには自分で車体の屋根に穴を開けなければならないようです。
小さい穴を開ける為のピンバイスという工具も必要です。
その他に、精密ドライバーやヤスリ、インレタツールなどもあると便利でしょう。
それでは、わたしがNゲージ用に購入した工具を紹介します。
カッティングマット
クツワ カッターマット VS006B
カッターを使う時の下敷きに使う事は勿論、作業スペースの確保の為に、作業はこのマットの上で行っています。
カッター
オルファ 細工カッター 141BS
刃先が30°の鋭角なので、切り口が見やすく細かい作業がしやすいです。
ステンレス定規
SUN UP ステンレス直尺リバーシブル 150mm
カッターでシールを切る時などに使います。
裏は目盛りの数字が横になっています。
ニッパー
プラモデル用ニッパー
プラモデル用に買ったニッパー
数年前に買った、メーカーがわからないニッパーです。
息子と一緒にプラモデルを作る為、とりあえず一番安いニッパーを買いました。
普通のプラモデル制作ならこれでも十分なのですが、Nゲージの小さいパーツではランナーに当たってしまい、これではナンバープレートを切ってしまいます。
KEIBA HN-D14
KEIBA HN-D14
『プロからホビーまで』という宣伝文句につられて、このニッパーを買いました。
安物のニッパーよりは多少刃先は薄いのですが、これでもNゲージのパーツにとっては刃が厚すぎます。
タミヤ 先細薄刃ニッパー
タミヤ 74123 先細薄刃ニッパー
KEIBAのニッパーを買いましたが、もっと刃の薄いニッパーが必要だとわかり、このニッパーを追加購入しました。
刃の薄さは一目瞭然ですね。
これならナンバープレートを傷つけずに切り取れます。
ピンセット
タミヤ ツル首ピンセット
タミヤ 74003 ツル首ピンセット
先端は尖っています。
細かい作業用。
タミヤ 精密ピンセット
タミヤ 74109 精密ピンセット
こちらは先端が丸くなっていて、周りに傷をつけてしまう事を防ぎます。
先端は多少の面積があるので、パーツを掴む時にはこちらの方が使いやすいです。
ハサミ
タミヤ 74031 デカールバサミ
刃が薄くて細いので、細かいところも見やすくて切りやすいです。
ヤスリ
タミヤ 74046 ベーシックヤスリセット
3種類のヤスリがセットになっています。
ピンバイス
タミヤ 精密ピンバイスD-R
タミヤ 74112 精密ピンバイスD-R
タミヤ 極細ドリル刃セット
タミヤ 74044 極細ドリル刃セット
0.3mm・0.4mm・0.5mm・0.6mm・0.8mmのドリル刃セット。
ピンバイスにドリル刃を取り付けて、指でくるくる回して穴を開けます。
ミネシマ L-10ドリル刃
ミネシマ L-10ドリル刃 0.7mm
タミヤのドリル刃セットだけで済むと思ったのですが、北斗星の客車の電話アンテナを取り付ける時に、0.7mmの穴を開けなければならない事がわかり、単品でこのドリル刃を追加購入しました。
ざっと調べたところでは、トミックスのパーツ取り付けに必要なドリル刃は0.5mmと0.7mmの2種類必要なようです。
インレタツール
ミネシマ TM-104 インレタツール #2
これでこすってインレタを貼ります。
精密ドライバー
アネックス No.900 精密ドライバーセット
マイナス1.2・マイナス1.8・マイナス2.3・マイナス3・プラス00・プラス0の6本セットです。
接着剤
コニシ #14333 ボンドGクリヤー
プラモデル用のタミヤセメントなどは、溶剤でNゲージのボディーの塗装を痛めてしまいます。
Nゲージのボディーにパーツを取り付ける時は、ゴム系のボンドを使いましょう。
ルーペ
ケンコートキナー KSL-9025 スタンドルーペ
老眼で近くが見ずらくなってきています(苦笑)。
Nゲージの小さいパーツを扱うにはルーペで見ないと確認できません。
このルーペは90mmの2.5倍レンズの中に、小さい5倍レンズが入っています。
足を広げてスタンドタイプとしても、クリップでテーブルに固定しても使えます。
まとめ
必要な工具を、Nゲージの楽しみ方で分類してみました。
運転派
ディテールにはこだわらず、走らせる事だけで楽しむ人も、最低限のメンテナンスは必要です。
埃を取り除いたり、消耗品を交換するために必要な工具は
○ 精密ドライバー
○ 先の細いピンセット
とりあえず、これがあればなんとかなるでしょう。
パーツ取り付け派
ナンバープレートや手摺などの、パーツ取り付け穴は気になるので、その穴はパーツを取り付けて塞ぎたいという人に必要な工具は
○ 精密ドライバー
○ 先の細いピンセット
○ 精密ピンセット
○ 薄刃ニッパー
○ ヤスリ
○ ゴム系ボンド
パーツを取り付けるのならば薄刃ニッパーは必需品です。
わたしの様にニッパーを二度買わなくてもいいように、多少値段が高くても薄刃ニッパーを買いましょう。
ピンセットは先の細い物が一本あれば作業はできますが、パーツを掴みにくいので、二種類あると便利です。
ディテールにこだわる派
ディテールにもこだわり、付属パーツは全て取り付ける人に必要な工具は
○ 精密ドライバー
○ 先の細いピンセット
○ 精密ピンセット
○ 薄刃ニッパー
○ ヤスリ
○ ゴム系ボンド
○ ピンバイス
○ ドリル刃
○ カッティングマット
○ カッター
○ ステンレス定規
○ デカールバサミ
○ インレタツール
Nゲージの車両によっては、車両番号のインレタやシールが付属している物があります。
インレタやシールを貼る為に、細かいシールを切ったり、インレタを擦って貼り付ける為の工具があると便利です。
最後に
わたしは、どうせならディテールにこだわった車両を走らせたいと思っています。
上の分類でいくと『ディテールにこだわる派』ですね。
正直、自分で車体に穴を開けるのは失敗が怖いのですが、さいわいにもEF64が2両あるので、北斗星のディテールアップをする前に、練習を兼ねてEF64の車体に穴を開けて、アンテナの取り付けに挑戦したいと思います。