最初にレールや駅などが届きました。
続いてスペーシアが届きました。
後は、北斗星が届くまでにパワーユニットを買えば全て揃います。
安いツーハンドルパワーユニットを見つけたので、第一候補だったワンハンドルパワーユニットをやめて、その安いツーハンドルパワーユニットを注文しました。
そして…
パワーユニットが届きました!
トミックスツーハンドルパワーユニットの操作方法
N-DU202-CLの外観
まずは、パワーユニットの紹介から。
『電源内臓』って、パワーユニットは電源なんだからあたりまえじゃないの?
何でわざわざこんな事を書くんだ?
箱を見て不思議に思いました。
そうか、他のパワーユニットはACアダプター式なんですね。
アダプター部分が内蔵されているという事なんですね。
おぉ~! 実車の雰囲気が出ていて、気分が高まります。
ブレーキハンドルは取り外しが出来るようになっています。
レバーを差し込む穴は四角では無く、1つの辺だけ丸くなっています。
これを合わせて差し込むので、レバーの位置は一定の場所になります。
マスコンは外れないのに、何でブレーキレバーだけ外れるようになっているんだろう?
疑問に思って息子に聞いたら、「本物の列車のブレーキレバーも使わない時は取り外すんだから、同じようにしたんじゃないの」とのこと。
鉄道に詳しくないわたしは知りませんでした。
ブレーキレバーを取り付ける一手間を掛けてから運転を始めるというところが、本物みたいで良いというのが息子の感想です。
パネルには、電源のパイロットランプと、電圧計・電流計のメーター、ハンドルの位置を知らせるインジケーターランプがあります。
手元には、電源・ブレーカー・ディレクションのスイッチと、加速用・常点灯用のアジャスターがあります。
試運転のレイアウト
フルレイアウトは北斗星が届いてからにして、とりあえず、簡単にオーバルレイアウトを作って試運転しようと思いました。
しかし、試運転とはいえ駅は作ってほしいと息子が言います。
ポイントも動かしてみたいので、待避線駅も作る事にしました。
トミックス近代型島式ホーム
ホームは近代型島式ホームを選びました。
トミックスではこの他に、近代型対向式やローカル型の島式と対向式などのホームがあります。
付属のパーツ類です。
小さくて、取り付けるのが大変そうです。
シールは更に小さくて、肉眼では文字が読めません。
時刻表の数字などは点にしか見えません。
拡大してみて驚きました。
ちゃんと数字が書いてあります。
ホームは付属のジョイナーで繋げられます。
何も無いホームでは殺風景で寂しいので、そのうちパーツを取り付けて、ディテールアップしたいと思います。
フィーダーの配線
パワーユニットの裏側にある出力端子。
左のTCS出力は信号や踏切などに繋ぎます。
右二つが線路に繋ぐ端子です。
フィーダーです。
これでパワーユニットと線路を繋いで、車両を走らせる電力を供給します。
見た目では差し込む方向がわかりずらいですね。
今後、息子が配線する時の事を考えて、無理に左右を逆に刺そうとして壊さないように、上に来る側に黄色い塗料で印を付けました。
これなら間違わずに配線できます。
トミックスの線路は、中央付近に溝があります。
その溝にフィーダーのプラグを差し込みます。
これはカトーより良いところです。
カトーの場合、フィーダー専用の線路を入れなければならないので、最初にある程度フィーダーの位置を考えてから線路を繋がなくてはなりません。
トミックスの場合、何も考えずに線路を繋いでも、好きなところにフィーダーを繋げます。
更に、カトーのフィーダー線路は62mmと短いので、オーバルレイアウトを作る時には、反対側の直線にも62mmの線路を入れるか、フィーダー線路と62mmか186mmのレールを繋いで、長さを同じにする必要があります。
トミックスなら、同じ長さの線路でオーバルレイアウトを作れます。
ポイントの配線
ポイントの切り替えには、このポイントコントロールボックスを使います。
パワーユニットのコネクターにポイントコントロールボックスを接続します。
ポイントレールにはコードが付いています。
このコードをポイントコントロールボックスに繋げます。
ポイントの端子も、間違えないように塗料で印を付けました。
待避線駅のポイントは、二ヶ所同時に切り替えるので、一つのポイントボックスに二つのポイントのコードを繋ぎます。
電源を入れる
ディレクションスイッチが真ん中になっている事を確認して電源を入れます。
ブレーキレバーが一番左側にあるとブレーキ解除で、惰行のインジケーターランプが点灯します。
一段目から三段目までは減速のインジケーターランプが点灯します。
一番右まで回すと非常のインジケーターランプが点灯します。
マスコンは一番右の位置が加速をしない惰行の位置です。
マスコンを左に回すと加速のインジケーターランプが点灯します。
常点灯の設定
マスコンを一番右の位置にして、加速インジケーターランプが点いていない状態にします。
常点灯アジャスターを一番左のMINの位置にします。
電圧計が振れていない事を確認して、ディレクションスイッチを入れます。
ブレーキを一番右の位置にして解除します。
インジケーターランプは惰行のみが点灯します。
この状態ではライトは消えています。
この状態から、常点灯アジャスターをゆっくり右側に回していきます。
少しずつ電圧が上がっていき、それに合わせてライトが少しずつ点灯していきます。
ライトが点いた後も常点灯アジャスターを回していくと、車両はゆっくり動き出します。
常点灯アジャスターは、ライトは点くけれど動かない位置に調整します。
こうすると、列車が停まっていてもライトは常に点灯しています。
通常、常点灯アジャスターはこの位置で使用しますが、車両を低速で動かす事にも使えます。
機関車の切り離しや連結をする時など、車両をゆっくり動かしたい時には、常点灯アジャスターをマスコン代わりに使えます。
ディレクションスイッチの使い方
ディレクションスイッチは、真ん中の●の位置の時には線路に電流が流れません。
電源を入れた瞬間に車両が勢いよく走りだして、脱線して壊す事が無いように、電源を入れる時はディレクションスイッチを真ん中の●の位置にしておきましょう。
ディレクションスイッチを上、又は下の位置にすると、線路に電流が流れて、車両は走ります。
上の位置と下の位置では、プラスとマイナスが入れ替わり、車両の走行方向が逆になります。
ディレクションスイッチを上にした時にどの方向へ走るかは、フィーダーの刺す方向を変える事で、運転しやすい方向に決められます。
スペーシアのヘッドライト
ディレクションスイッチを切り替えると、車両の走行方向を変えられるのですが…
スペーシアのヘッドライトが点灯しています。
走行方向を変える為に、ディレクションスイッチを切り替えます。
真ん中の位置ではライトが消えます。
おぉ! ディレクションスイッチを切り替えたら、ヘッドライトが赤いテールライトに変わった!
こんな細かいところまで再現されているとは思っていなかったので驚きました。
良く出来ていますねぇ。
初めて我が家をNゲージが走る
いよいよ、Nゲージを初めて走らせます。
ブレーキを解除して惰行の状態にします。
マスコンを入れます。
電圧計の針が動いて、スペーシアが動き出しました!
ヘッドライトが点いているとカッコいいですね。
このシーンを見たら、室内灯も付けたくなってきました。
スペーシアを走らせ始めたのに、息子はすぐに列車を停めて見に行きました。
調子が悪いのか?
「どうした?」
「パンタが下がってるから」
パンタグラフが下がった状態で走る事が、息子には不自然に感じるようです。
試運転で、問題なく動いたらすぐに片付けるつもりでした。
しかし、駅に停めて逆方向に走らせたり、直進で駅を通過させて、分岐側にポイントを切り替えて駅に停車させたりと、こんな単純なレイアウトでも結構楽しめて、結局一時間ほど走らせました。
試運転の感想
わたしも少し走らせました。
試運転を終えた感想です。
単に走らせて停めるだけなら難しくはありません。
しかし、駅の決まった位置にピッタリ停めるのは難しいです。
ダイヤル式のパワーユニットは、ダイヤルの位置と電圧がリンクしているので、ダイヤルを絞ればすぐに電圧が下がり止まります。
ツーハンドルの場合は、ブレーキを掛けると、ブレーキの位置に応じた速度で徐々に電圧が下がっていくので、本当にブレーキを掛けているように感じます。
駅に停めようとして、手前でスピードが落ちて再加速したり、オーバーランしそうになって非常ブレーキを掛けたりしてしまいました。
本物を運転しているようで、難しくて面白いです。
操作が楽しくて、これは飽きずに遊べますね。
あと、何かで急停車させたい時に、マスコンを戻すだけの操作しか出来ずに停められないという事がありました。
マスコンを戻したのに、そのまま走り続ける列車を見て、パニックになります。
トミックスのポイントはカトーに比べると、動作に不安があるとネットで見たのですが、何の問題もなくポイントは切り替えられました。
レールの抜き差しが息子には難しいかと思いましたが、これも問題なく出来ました。
ただ、箱からレールを取り出してこのレイアウトを作るのに10分かからなかったのですが、片付けるのに30分以上掛かりました。
片付ける時間は余裕を持った方がいいでしょう。
ツーハンドルパワーユニットは操作がとにかく楽しいです。
北斗星フル編成を走らせるのが楽しみです。