LPSA金曜サロンの様子
まずは受付で植山先生にご挨拶。
「寒いですねぇ」と、植山先生。
自宅は小学校の前にあってプールが見えるのですが、数日前からプールに氷が張るようになっています。
道産子のらぶ先生にとっては冬に氷が張るなんて当然の事だと思うでしょうが、東京で氷が張るのは一年で数えるほどしかありません。
どうぶつしょうぎは幻冬舎版とLPSA版の二つのバージョンが置いてあります。
もう15万セットを出荷した大ヒット商品になりましたね。
LPSA版は駒袋に升目がプリントしてあるので、袋に駒を入れて持ち運んで、袋から出してそのまま遊べます。
本日1部担当のぴえこ先生がサロンに到着。
「ぴえこ先生、昨日の夜はラジオを聞いていましたか」
「いいえ。何かやっていたんですか」
「どうぶつしょうぎのことをかなり詳しく紹介していましたよ。いきなりどうぶつしょうぎの話が出てきてビックリしました」
「えぇ~、ほんとに!何ていう番組ですか」
「文化放送のセンパツという番組で、女子アナの吉田涙子ちゃんが『あぁ~っ!これかわい~ぃ!やってみたぁい!』と言ってましたよ。プレゼントすればまた話題にしてくれるかもしれませんよ」
話のメインは羽生名人が娘さんからどうぶつしょうぎの存在を教えてもらって、先日の宇都宮でのイベントでどうぶつしょうぎをプレイして勝ったというものですが、ルールの説明もトライルールを含めて、かなり詳しくしていました。
それにしても、我が家のどうぶつしょうぎは、いつになったら積み木からゲームに昇格するんだろうか…
カップが三つ飾られています。
右二つはLPSAチームの職団戦優勝のカップです。
左は1dayトーナメントのカップです。
こちらは二代目の大きいカップに役目を譲った初代のカップですね。
歴代優勝者名のリポンは二代目カップに引き継がれています。
いつもと変わらず、の~んびりとした雰囲気でぴえこ先生の四面指しの指導対局が始まりました。
しかし、あれよあれよという間にどんどん会員が増えてきました。
植山先生が「人数が多いので今日は急ぎでお願いします」と、ぴえこ先生に耳打ち。
わたしの対局が終わると、ぴえこ先生は上着を脱いで半袖姿で指導にあたりました。
次から次へと指導を続け、この日は1部での最高記録、17局の指導をこなしました。
棋譜は用意されていましたが、時間が無いので大盤解説は無しでした。
マンデーレッスンで八面指しをする事があります。
八面だと一手指して一回りするのに一分程時間があるので、その間に下手はだいたい指しています。
考慮中ならスルーしてもう一回り出来ます。
なので上手が下手の指し手を待っている時間はほとんどありません。
しかし、四面だと上手が一手ずつ四面指して戻ってきても、下手が考慮中で指し手を待たなければなりません。
四時間で四面指し17局の指導は、上手が考えて指していると終わらなくなってしまいます。
これをこなせるぴえこ先生は、手がパッと見えるのでしょう。
これも才能ですね。
藤田麻衣子女流1級戦
ぴえこ先生との十二局目となります。
感想戦
ぴえこ先生はほとんどノータイム指しだったので、終盤のうっかりはご愛嬌です。
それよりも、7筋、8筋から攻めてきた上手に対して、以前ならば応接を誤って食い付かれていた所を、うまく対処して優勢に出来た事に、少し強くなったのかなと感じます。
ぴえこ先生が指導対局を終えて帰り支度をしています。
わたしは去年のマイナビでぴえこ先生の対局のスポンサーになりました。
そのお礼を兼ねて先日一葉の葉書を頂きました。
そこにはぴえこ先生の決意が書かれていました。
わたしは益々ぴえこ先生を応援したくなり、ある提案をしました。
帰りがけのぴえこ先生に「今期の女流名人位戦でBリーグ入りしたら、お祝いに食事をしませんか」
「わぁ~、うれしい」
隣に居たWさんも誘って「ぴえこ先生がリーグ入りしたら一緒にご馳走しましょう」
するとぴえこ先生から「いや、もしリーグ入り出来たらわたしがご馳走しますよ」
「ほんとですか!頑張って下さいね。でも一公さんは誘えませんね」
ぴえこ先生とWさんは「なんで?」
「だってぴえこ先生がリーグ入りするには船戸先生に勝たなくちゃならないんですから」
そうです。今期の組合せでぴえこ先生と船戸先生が一回戦であたっているのです。
ぴえこ先生は一公さんに「わたしと陽子ちゃんとどっちを応援するの」と厳しい追求をしました。
「それはもちろん藤田先生を応援しますよ」と、苦し紛れの一公さん。
一公さんにしては緩手でしたねぇ。
わたしが同じシチュエーションで船戸先生に問われたら「ごめんなさい。一回戦はぴえこ先生を応援します。でも、もし船戸先生が勝ったらぴえこ先生の分も頑張って欲しいので、二回戦以降は全力で船戸先生を応援します」と答えますよ。
どちらにしても悔いの残らない将棋を指して欲しいと思います。
そして勝った先生はリーグ入りを果たしてLPSAファンを楽しませてください。
わたしとしてはぴえこ先生にリーグ入りを果たしていただき、食事会を是非開催して頂きたいと思います。
今年のBリーグで振り飛車退治をして居飛車党ファンを喜ばせてください。
フレー!フレー!ぴ・え・こ!
ぴえこ先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2010年1月15日
棋 戦 :LPSA金曜サロン
対局場所:LPSA駒込
飛車落ち対戦成績
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