2021年9月19日に行われた将棋部の例会で指した三局目の将棋です。
九月例会第三局 オサベ7級戦
三局目は7級の部員との対局で、手合はわたしの飛車落ち上手です。
それでは見てください。
感想戦
水匠4改による、一手10秒で棋譜解析をした評価値グラフです。
下手は序盤から中盤まで、悪手や疑問手を指してくれないので、差が詰まるどころかジリジリと差を広げられていきました。
銀を交換した後の51手目、飛車落ちで飛車が成り込めたら下手が大優勢になるので、本来ならば△8三銀と打って飛車を追い返すべきなのですが、受け一方の手で勝負にならないと思い、綾を求めて攻め合いを選びました。
龍を作らせる間に桂香を拾って、△5五馬から△3六桂という美濃攻略のチャンスを待つ事にしました。
58手目▲7一角が緩手でした。
ここは▲7四歩から桂馬を入手して、▲6三歩△同金寄▲5五桂と攻めれば下手勝勢でした。
わたしは▲7一角を相手にせず、狙い通り桂馬と金を入手する事に成功。
まだまだ形勢は不利ですが、下手玉に詰めろを掛ける希望の光がうっすらと見えて来ました。
手番が回ったら△5五馬と引いて詰めろを掛けようと思っていたところ、66手目の▲5七歩がお手伝いの手で、喜んで△5五馬と引きました。
△5五馬が詰めろだと気付いていなかった下手は、▲5七歩から▲5六香で馬を抑え込んでからゆっくり攻めようと考えたのでしょう。
△3六桂と打たれてから詰みに気付いて、急転直下の投了となりました。
オサベ7級は今年に入ってからグンと強くなった先輩部員で、もう飛車落ちは手合い違いです。
今年度中には4級か3級くらいに昇級するのではないかと思っています。
対局ありがとうございました。
対局情報
棋 戦 :例会
対局場所:三階大会議室
対戦成績
○【飛車落ち下手】
●【平手下手】
○【飛車落ち上手】
棋力:2級
前局はこちら
【足立将棋倶楽部】第二局 平手【2021年度】
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【足立将棋倶楽部】第四局 飛車落ち上手【2021年度】