大野教室の様子
2011年3月5日の大野教室での二局目です。
植山先生との指導対局が終わっておやつの時間。
一休みしながら脳に栄養を補給します。
毎回楽しみな時間です。
大野先生との指導対局が終わって、植山先生に二局目の指導を受ける生徒さん達。
女流棋士となった姉妹と並んで将棋を指しているこの写真は、Wさんには記念になる写真ではないでしょうか。
羨ましい。
2021年5月 追記
二局目の指導は大野先生の七面指しです。
この日の大野先生は風邪気味という事でマスクをしていました。
二局目で使用したのは『玄遠作 水無瀬書 彫り埋め』です。
大野八一雄七段戦
大野先生との二十八局目となります。
終局後の大野先生の第一声は「序盤の指し回しは完璧でしたね」でした。
それでは大野先生に『完璧』と言わしめた将棋を見てください。
感想戦
34手目に▲3五歩と打って△3三銀と後退させた時は自分でも『これはうまく指せたか』と思いましたが、飛車先を重くする攻めで疑問手でした。
ここは▲3五銀とぶつけて、△同銀▲同飛と捌いてしまう方が良かったです。
下手から▲3四歩と打たれたくないでしょうから△3四歩でしょう。
そこで▲8五飛と回ると、唯一の持ち駒の銀を打たなければ飛車成が受かりません。
△9四銀や△8四銀なら▲8六飛と逃げておいて、次に▲2三歩や▲7二銀などと攻める手が残ります。
低く受けても△7二銀には▲8二銀、△8二銀には▲7二銀と絡んで、桂香を拾いながら銀を攻めます。
40手目は▲4五同桂と単に桂交換に行きましたが、3五に打った歩が邪魔で、角を捌いた後に飛車が成り込む事が出来ませんでした。
40手目で▲3四歩と突けば△同銀と取るでしょうから、その後▲4五桂から捌けば、44手目で▲4五銀と桂馬を取り返した手が銀取りになっていて、△同銀と取ると▲3一飛成と成り込む事が出来ました。
「序盤の指し回しは完璧でしたね」と褒められましたが、それは32手目まででした。
級位者がそこから勝ち切るのはまだまだ大変です。
34手目で飛車先が重くなるなぁと感じて他の手を探せるようになると初段が見えて来るのでしょう。
感想戦で▲7七角を教われたので、負けはしましたが有意義な一局でした。
大野先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2011年3月5日
棋 戦 :大野教室
対局場所:川口教室
飛車落ち対戦成績
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●○
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