飛車落ち　第百七十一局　植山悦行七段戦

2021年4月29日

LPSA金曜サロンの様子

サロンへ入って受付をしようと思ったら、植山先生の指定席に奈津子先生と真由美先生が座っていました。
カメラを向けるとお二人でピースサイン。
指導対局の写真はＮＧの真由美先生ですが、この日の写真はＯＫを頂きました。
受付に植山先生がいないのは…

今年度から第五金曜日のサロンは特別バージョンになったからです。
特別企画第一弾は植山先生の指導対局とナイタートーナメントです。
わたしが受付を済ませた時にはもう六面での指導対局が始まっていました。

手合い係りの時はカジュアルなスタイルの植山先生ですが、この日は『プロ棋士　植山悦行七段』としての登場なのでスーツ姿です。

指導対局の順番待ちをしていると、奈津子先生がお手製のケーキを持ってきてくれました。
甘さが丁度良い、おいしいケーキでした。

終局した席に後から来た会員が着席して、六面指しは続きます。

植山悦行七段戦

植山先生との六局目となります。
それでは植山先生との将棋を見てください。

感想戦

54手目に、級位者からすれば当然の一手の▲２三飛成と成り込みましたが、ここで▲３二歩と叩けていたら下手が優勢を維持していました。
しかしまだ逆転されたわけではありません。
問題はその後で、△３四銀の受けに▲４三龍と切った手が疑問手で、▲３二銀不成△２三銀▲４三銀成と、龍を犠牲にして上手玉に迫れば、優勢だった形勢の差は多少詰まるものの、まだまだ下手が指せる形勢でした。
棋譜コメントで78手目に▲６八玉と逃げていれば一手勝ちと書いたのですが、後の検討で△８二玉と早逃げされると下手の攻めは届かなかったようで、やはり龍を切ってからは下手に勝ちの局面は無かったようです。

植山先生、ご指導ありがとうございました。