将棋

【チェスクロック】
PS-1688の設定方法


この度、会社から対局時計購入援助金が支給されたので、足立将棋倶楽部ではこのPS-1688というチェスクロックを10台購入しました。
今後はトーナメントの進行を時間通りに進める事と、持ち時間によるハンデ戦を行う為に、このチェスクロックを使って対局するようにします。

 

 


このチェスクロックは中国製です。


取扱説明書は中国語と英語のみで、日本語での説明はありません。
色々とボタンをいじって、持ち時間の設定方法を探りました。
なんとか設定方法がわかったので、対局時に将棋部員が持ち時間を設定出来るように使い方を説明します。

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各部名称

電源スイッチ


電源スイッチは本体底面にあります。
使用時はスイッチを【ON】側にします。
オートパワーオフの機能は無いようなので、使用後は必ず【OFF】にして仕舞いましょう。

 

【+】ボタン


このボタンを押すと数値が増えます。

 

【-】ボタン


このボタンを押すと数値が減ります。

 

ポーズボタン


このボタンを押すと時計が一時停止します。
再度押すと時計が動きます。
このボタンを長押し(3秒位)するとルール番号変更モードになります。

 

設定ボタン


このボタンを押すとブザーを鳴らす設定になります。
このマークが表示されている時は時間が切れるとブザーが鳴ります。
設定ボタンをもう一度押すとマークが消えてブザーは鳴らない設定になります。
このボタンを長押し(3秒位)するとルール設定モードになります。
ルール設定モードでこのボタンを押すと設定部分が右へ移動します。

 

着手ボタン


一手指したら、指した方の手で着手ボタンを押します。
着手ボタンを押すと相手側の時間が減っていきます。

 

ルール番号


持ち時間のルール番号です。
【01】から【06】が切れ負け。
【07】から【18】がフィッシャールール。
【19】から【22】がマルチステージ。
【23】から【31】が秒読み。
【32】から【35】が一手時間。
【36】から【40】がディレイ。
【41】がスペシャルカウントダウン。
【42】がカウントアップ。
【F】がデータセーブモード。
【00】がカスタマイズモード。

 


対局を始めると2桁のルール番号が3桁の手数表示に変わります。
この手数表示はチェスのルールです。
将棋の手数は指すごとに加算する数え方なので、先手が指すと1手、後手が指すと2手になりますが、このチェスクロックでは先手が指しても【000】のままで、先手が指したあと後手が指すと【001】になります。

 

先手・後手


白が先手で黒が後手です。

 

時間切れ


時間が切れると旗マークが表示されます。
このマークが表示されたら時間切れで負けになります。

 

カウントダウン・カウントアップ


矢印が上を向いているとカウントアップで、【0:00:00】から始まって考慮中は時間が増えていきます。

 


下向き矢印はカウントダウンで、設定した持ち時間から始まって、考慮中は時間が減り【0:00:00】になると時間切れです。

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ルール設定

このチェスクロックは大きく分けて8種類のルールが使えます。

    1)切れ負け
    2)フィッシャー
    3)マルチステージ
    4)秒読み
    5)一手時間
    6)ディレイ
    7)スペシャルカウントダウン
    8)カウントアップ

このうち将棋で使うのは、
『切れ負け』
『秒読み』
『一手時間』
『フィッシャー』
でしょう。

順番にルールと設定方法を説明します。

 

切れ負け

切れ負けルール

『切れ負け』は、対局を開始すると設定した持ち時間が減っていき、時間が無くなると旗マークが表示されて時間切れで負けになるルールです。
持ち時間を30分に設定した場合
【0:30:00】
【0:29:59】
【0:29:58】
  ・
  ・
  ・
【0:00:03】
【0:00:02】
【0:00:01】
と時間が減って行き
【0:00:00】になると旗マークが表示されて負けになります。

 

切れ負けの設定方法


電源を入れるとルール番号が点滅した状態から始まります。
この状態はルール番号設定モードです。
この状態になっていない時はポーズボタンを長押しするとルール番号設定モードになって、ルール番号が点滅した状態になります。
この状態で【+】ボタンを押すと【01】が【02】、【02】が【03】へとルール番号が大きくなっていきます。
【-】ボタンを押せばルール番号が小さくなっていきます。
【01】から【06】が『切れ負け』のルール番号になります。

    プリセットされている持ち時間
     【01】持ち時間5分
     【02】持ち時間25分
     【03】持ち時間45分
     【04】持ち時間60分
     【05】持ち時間90分
     【06】持ち時間120分

プリセットされている持ち時間で対局する場合はルール番号をセットするだけで対局を始められます。
ただし、このプリセットは先手も後手も同じ持ち時間です。
それでは上手が5分切れ負けで下手が30分切れ負けという持ち時間のハンデの設定方法を説明します。

 


まずは電源を入れ直す、もしくはポーズボタンを長押し(3秒程)してルール番号が点滅した状態にします。

 


次に【+】ボタンや【-】ボタンを押してルール番号を【01】にします。

 


ルール番号を【01】にしたらポーズボタンを押します。
ルール番号が【01】に設定されてルール番号の点滅が止まります。

 


設定ボタンを長押し(3秒程)して設定モードにします。

 


一番左の数字が点滅して設定モードになります。
一番左は下手の持ち時間の【時間】になります。
30分の持ち時間にする場合は【+】ボタンと【-】ボタンで【0】に設定します。
この場合は初めから【0】なので、このまま設定ボタンを押します。

 


一番左を【0】にして設定ボタンを押すと、時間が【0】に設定されて分の二桁目が点滅します。

 


二番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【3】にして設定ボタンを押します。
分の二桁目が【3】に設定されて分の一桁目が点滅します。

 


三番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【0】にして設定ボタンを押します。
分の一桁目が【0】に設定されて秒の二桁目が点滅します。

 


四番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【0】にして設定ボタンを押します。
初めから設定したい数字になっている場合は【+】ボタンと【-】ボタンは押さずに、そのまま単に設定ボタンを押します。
秒の二桁目が【0】に設定されて秒の一桁目が点滅します。

 


五番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【0】にして設定ボタンを押します。
秒の一桁目が【0】に設定されて上手の時間が点滅します。

 


六番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【0】にして設定ボタンを押します。
上手の時間が【0】に設定されて分の二桁目が点滅します。

 


七番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【0】にして設定ボタンを押します。
分の二桁目が【0】に設定されて分の一桁目が点滅します。

 


八番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【5】にして設定ボタンを押します。
分の一桁目が【5】に設定されて秒の二桁目が点滅します。

 


九番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【0】にして設定ボタンを押します。
秒の二桁目が【0】に設定されて秒の一桁目が点滅します。

 


十番目を【+】ボタンと【-】ボタンで【0】にして設定ボタンを押します。
ルール番号が【F01】と表示されて点滅が止まります。
これで下手の持ち時間が30分、上手の持ち時間が5分に設定されました。

切れ負けでの持ち時間は0秒から9時間59分59秒まで設定できます。
0秒に設定すると時間の表示は【0:00:00】のまま動かないで、切れ負けにはならずに考慮時間は無制限に使える事になります。

 


後手側の着手ボタンを押します。
上は持ち時間が30分の下手が先手の場合、下は持ち時間が5分の上手が先手の場合です。

 


ポーズボタンを押すと先手側の時計が動き出します。

 


一手指したら着手ボタンを押します。
すると後手側の時間が減り始めます。
これを繰り返して、それぞれ持ち時間が無くなるまで指し続けます。

 

秒読み

秒読みルール

最初に持ち時間と一手の考慮時間を設定して、持ち時間を使い切ったあとは一手の考慮時間内に指すというルールです。
持ち時間を30分、一手30秒に設定した場合
【0:30:00】
【0:29:59】
【0:29:58】
  ・
  ・
  ・
【0:00:03】
【0:00:02】
【0:00:01】
と時間が減って行き

 

【0:00:00】になると時間表示の上に『byo-yomi』と表示されます。

byo-yomi
【0:00:30】
byo-yomi
【0:00:29】
byo-yomi
【0:00:28】
  ・
  ・
  ・
byo-yomi
【0:00:03】
byo-yomi
【0:00:02】
byo-yomi
【0:00:01】

 


byo-yomiの表示で【0:00:00】になると旗マークが表示されて時間切れ負けとなります。

 

秒読みの設定方法

設定の操作は切れ負けと同じです。
下手が持ち時間20分で、持ち時間を使い切った後は一手30秒以内で指す。
上手は持ち時間が1分で、持ち時間を使い切った後は一手10秒以内で指すというルールに設定してみます。
 


電源を入れ直す、もしくはポーズボタンを長押し(3秒程)してルール番号が点滅した状態にします。
【+】ボタンや【-】ボタンを押してルール番号を【23】にしてポーズボタンを押します。

 


切れ負けの設定と同じように操作して、持ち時間を下手20分上手1分に設定します。

 


切れ負けの場合は持ち時間を設定するとルール番号が【F01】と表示されて点滅が止まりますが、秒読みの場合は秒読みの設定に移ります。

 


下手30秒上手10秒に秒読みの設定をします。

 


ルール番号が【F23】と表示されて点滅が止まり、設定完了です。

秒読みは持ち時間が0秒から9時間59分59秒まで設定できて、持ち時間が切れた後の一手ごとの秒読み時間も0秒から9時間59分59秒まで設定できます。
持ち時間が0秒の場合は持ち時間無制限になります。
秒読み時間を0秒に設定すると、切れ負けと同じで持ち時間が無くなった瞬間に旗マークが表示されて時間切れになります。

 

一手時間

一手時間のルール

一手時間は最初の持ち時間は無く、初手から設定した時間内に指していくというルールです。
秒読みルールの持ち時間を0にしたものと同じなので、わざわざこのルールを使う必要はないでしょう。

 

一手時間の設定方法

【32】から【35】が『一手時間』のルール番号になります。

    プリセットされている持ち時間
     【32】一手30秒
     【33】一手1分
     【34】一手2分
     【35】一手5分

 


ルール番号を【32】にします。

 


設定ボタンを長押しして設定モードにし、一手の考慮時間を設定します。
この場合は下手が一手1分、上手が一手10秒で指すルールになります。

 


ルール番号が【F32】になって設定完了です。

一手時間も一手ごとの考慮時間を0秒から9時間59分59秒まで設定できます。
0秒設定は時間無制限になります。

 

フィッシャー

フィッシャーのルール

フィッシャールールはチェスで使われていた持ち時間のルールで、将棋では使われていませんでしたが、羽生九段がABEMAトーナメントでフィッシャールールを提案した事で採用されて、将棋ファンの間でも知られるようになったルールです。
フィッシャールールは一手指すごとに設定した時間が持ち時間に加算されて行くというルールです。
ABEMAトーナメントでは持ち時間5分で、一手指すごとに5秒加算されるというルールでトーナメントが行われています。

『第2回女流ABEMAトーナメント 決勝第一局』

 

フィッシャーの設定方法

下手が持ち時間10分で一手指すごとに10秒加算、上手は持ち時間1分で一手指すごとに3秒加算というルールに設定してみます。

 


電源を入れ直す、もしくはポーズボタンを長押し(3秒程)してルール番号が点滅した状態にします。
【+】ボタンや【-】ボタンを押してルール番号を【07】にしてポーズボタンを押します。

 


設定ボタンを長押しして設定モードに入り、持ち時間を設定します。

 


持ち時間を設定すると【bonus】と表示されて、一手ごとに加算する時間の設定になります。
下手10秒上手3秒に設定しました。

 


ルール番号が【F07】に変わって設定完了です。

フィッシャールールで設定出来る時間は、最初の持ち時間が0秒から9時間59分59秒までで、一手ごとに加算する時間は0秒から59秒まで設定できます。
フィッシャールールで最初の持ち時間を0秒に設定すると、考慮時間無制限ではなく、初手を指すと持ち時間に加算秒数が表示されて、次に手番が回ってくるとカウントダウンされ、0になると旗マークが表示されます。
加算秒数を0に設定すると、切れ負けと同じように持ち時間が減って行くだけの動きになります。
最初の持ち時間を9時間59分59秒にして加算秒数を59秒に設定して初手をすぐに指しても、持ち時間は9時間59分59秒以上にはなりません。

 

まとめ

将棋部では駒落ちのハンデだけでしたが、時間ハンデのトーナメントをやってみたいと思っていました。
今までは時間のハンデを設定出来る対局時計はシチズンのザ・名人戦だけでしたが、価格が一万円以上するので、将棋部で10台購入するとなると10万円オーバーで、とても手が出せるものではありませんでした。
半分諦めていましたが、時間ハンデの設定が出来るチェスクロックが新発売されていないかと、たまにネットで検索していました。
すると『左側と右側で異なるタイミングパラメータを設定できます』という説明文を発見しました。
値段は3,490円。
この値段なら買えない額ではありません。
誇大広告の可能性もあるので、最悪自分で購入した事にすればいいと思い、試しに1台購入してみました。
商品が届いて試そうと思ったのですが、取説が中国語と英語のみで操作方法が全くわかりませんでした。
休日一日いじくりまわして、なんとか設定方法を見つけ出しました。
結果、このチェスクロックは色々なルールを設定出来るうえに、商品説明にあった通り、別々の持ち時間を設定出来る優れものでした。
しかし、残念な部分が二点あります。
ひとつは、ブザーが時間が切れた時だけにしか鳴らない事です。
ザ・名人戦のように『いち』『に』『さん』と、秒を読み上げてくれとは言いません。
せめて残り5秒で『ピーーー』と鳴ってくれると、時間が切れそうな事がわかるのですがねぇ。
このチェスクロックは時間が切れた時に『ピピピピピピピピ』と鳴るだけです。
つまり、ブザーを聞いた時には時間が切れて負けという事です。
時間が切れる前にブザーが鳴るように改善して欲しいと思います。
もう一点は手数表示がチェスのルールになっていて、先手と後手が指すと1手と数える事です。
これは将棋や囲碁のように、一手ごとにカウントするように切替が出来るようにして欲しいです。
更にオートパワーオフの機能が追加されたらパーフェクト!
これらが改善されたら文句なしの対局時計としておすすめできる商品になるのですが・・・。

 
 

 
 

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