女流棋士スーパーサロンの様子
6月24日は月に一度のジョナ研の日でした。
今回のジョナ研では社団戦監督のよっしーさんから『棋譜をお持ちでない方は、入場をお断りする場合がございます(笑)』というメッセージがメンバーに発信されていました。
そうですか。
だったら社団戦の練習にもなるので、道場で平手の将棋を指して、その棋譜を持っていくことにしましょうか。
どうせ道場に行くのなら、朝早く起きられれば指導対局も受けようと思って前夜(というか、実際は当日の午前三時半頃)、床に入りました。
目覚ましに気付かずに昼頃まで寝ている事もあるのですが、この日はパッと目が覚めました。
『眠いなぁ。もう一眠りして午後から道場に行こうかなぁ…』との思いを振り切って起床。
指導対局の担当が誰なのか知りませんが、千駄ヶ谷へ向う乗換駅で道場へ電話を掛けて予約を入れました。
前回初めてスーパーサロンへ行った時はやはり金曜日でしたが、担当は安食総子女流初段でした。
今回は中村真梨花女流二段の担当です。
道場へ入って受付を済ませ、指導対局の開始を待ちます。
10時からの指導対局が二面で指されていました。
10時半からはわたしともう一人が予約をしていました。
時間になり、四面指しでの指導対局開始。
写真と棋譜をブログで紹介する事の承諾を取って席に着き、駒を並べました。
対局開始前に少し写真を撮らせてもらいました。
中村真梨花女流二段戦
真梨花先生との初対局となります。
感想戦
感想戦での真梨花先生の第一声は「▲3六歩の突き捨てを入れなければ下手勝勢でしたね。突き捨てたためにと金が出来て紛れてしまいました」
2筋の突き捨ては仕掛けてからでは手抜かれる事があるので入れておきたいところですが、3筋は▲3六歩△同歩▲同銀と取り、△3五歩には▲4七銀と一旦引いて、上手に一手指させてから本譜の仕掛けをするか、▲2五銀と出て戦うか、どちらでも本譜よりは良かったでしょう。
62手目は▲4七金とと金を払っておけばまだ下手が指せていたと言われました。
なので飛車角交換から馬を作って桂香を拾う本譜の攻めは充分成立しているので、▲2四歩は△同歩と取らなければいけなかったとの感想でした。
敗着は68手目で龍を取った手でした。
△7七桂成から入ると詰まないのですが△7六桂から入ると詰みです。
67手目の△8五桂は詰めろだったのです。
ここでの正解手は▲6三成銀で、△同玉▲6四馬と王手で6四の桂馬を取り払い、△同玉に▲5五角と王手飛車に飛び出して、玉が逃げる一手に▲1九角と龍を取った手が▲4五桂からの詰めろで下手が優勢でした。
角を取らない王手が盲点でした。
最後に棋譜ノートにサインを頂きました。
中村真梨花女流二段はとても礼儀正しく、それでいて少女のような可愛らしさを持つ魅力ある女性だと感じました。
LPSAサロンでは四割程の勝率なのに、女流棋士スーパーサロンでは一つも勝てないというのは具合が悪いですよねぇ。
来月のジョナ研の日も早起きをしてリベンジに向わねば!
真梨花先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2011年6月24日
棋 戦 :女流棋士スーパーサロン
対局場所:東京将棋会館
飛車落ち対戦成績
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