大野教室の様子
2011年2月5日の大野教室での二局目の指導対局です。
この日植山先生は1時半頃に教室へ来ました。
丁度大野先生に△9二飛と打たれて頭を抱えているところでした。
ちらっと盤面を覗いた植山先生は「あらぁ、角が詰んでますねぇ。角を打ったら自陣飛車を打たれちゃったんですかぁ」と、ぼそっと呟きました。
はい、その通り。
途方に暮れてました。
放課後にこの局面の話がでたのですが、植山先生も「働かない飛車を打たされてるのでねぇ。あまり上手が良いとはいえませんねぇ」と思ったそうです。
植山先生が教室へ入って来た時はまだ生徒が三人しかいませんでした。
「今日はわたしはいいですね」と言って帰ろうとしました。
すると大野先生が植山先生を捕まえて「そんな事言わずに指導してってくださいよ」
「帰る」
「帰らないで」
最後は大野先生が植山先生を押さえつけて観念させました(笑)。
女の子二人の指導対局が終わり、程無く生徒さん一人が来て、植山先生の三面指しの指導対局が始まりました。
わたしはまだ暫く角の処遇に悩んでいました。
当時から二人とも女流棋士になりたいと言っていましたが、本当に姉妹共女流棋士になれました。
あきちゃんとは数局指しましたが全敗でした。
はなちゃんとも数局指しています。
最後に指した将棋は、はなちゃんのゴキゲン中飛車に対して、わたしは▲5八金右超急戦を選択。
途中で定跡をはずす▲1三龍に、はなちゃんが対応を誤り、わたしが勝利。
女流棋士となったはなちゃんと平手で指す事は二度とないので、このまま勝ち逃げです。
何の力にもなりませんが、陰ながら応援しています。
2021年5月 追記
二局目で使用した駒です。
『竹風作 桜材 水無瀬書 盛り上げ』です。
大野先生から嬉しい勝利を上げて、植山先生の指導の四面目に入りました。
植山悦行七段戦
植山先生との十二局目となります。
感想戦
22手目に▲2四歩と仕掛けたのはやはり指し過ぎだったのでしょうね。
飛車角交換した後で▲6八玉と指すのなら、仕掛ける前に▲6八玉と指すべきですよね。
32手目の▲5二角では▲2四歩と垂らしてから▲4一角と打って▲2三歩成を狙うとか、▲1五歩△同歩▲1四歩△同香▲4一角とか、もっと工夫しなければいけませんでした。
46手目に▲7五金と打っていればまだ綾があったような気がします。
桂を跳ねて、結果的に銀を呼び込んでしまったのがいけませんでしたね。
最後の詰め手順は流石プロ!と、並べ直しながら感動しました。
生徒が少ないからといって、帰るなどとわがままを言わずに(笑)指導してくださいね、植山先生。
植山先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2011年2月5日
棋 戦 :大野教室
対局場所:川口教室
飛車落ち対戦成績
○
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●●●○○○○●●○
●○
●○○○●○●●○○
●●●●○●○●○●
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○○●
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●○○○
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