大野教室の様子
2011年2月5日の大野教室の様子です。
この日は生徒さんの出足が遅くて、教室の始まる時間にはわたしを含めて三人しかいませんでした。
三面差しで指導対局が始まりました。
本局での使用駒です。
作者名が読めないのですが『飛鳥作 水無瀬書 彫り埋め』です。
三面指し、しかもわたし以外の二人の女の子が早指しなので、一局目はあまり写真を撮る余裕がありませんでした。
大野八一雄七段戦
大野先生との二十六局目となります。
感想戦
53手目に△9二飛と打たれた時は駄目だと思いました。
しかし大野先生は多少紛れたにしても、飛車をこんな使い方するのではまだ上手良しとは言えないとの事でした。
61手目、△6三飛と逃げられていたら勝てなかったかもしれません。
しかし、大野先生だったら△7三玉と指しそうだと思いました。
大野先生の指し手予想が当たって、『やっぱり!』とにんまりしました(笑)。
そこから飛車を捕獲するまでの手順はうまく指せたのではないでしょうか。
しかし、74手目からは少し乱れましたね。
74手目はどうしたら良かったでしょうかね。
▲9二飛はまだしも76手目で▲6五桂を狙う▲7七桂が見えていればそれが良かったでしょうか。
もうちょっとスマートな寄せがありそうですが、わたしには本譜の進行が精一杯ですね。
飛車先を受けない2二角型に対するこの棒銀はかなり有効な作戦だとの大野先生の感想がありました。
この作戦は、飛車落ち下手居飛車に対して飛車先を受けない2二角型という上手の変化に対する定跡手順と呼べるほどの優秀な戦法だと思いました。
大野先生がどのような対策で迎え撃つのか、次の対局が楽しみです。
大野先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2011年2月5日
棋 戦 :大野教室
対局場所:川口教室
飛車落ち対戦成績
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