飛車落ち指導対局

飛車落ち 第百二十六局 中倉彰子女流初段戦

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中倉彰子女流初段戦

あっこ先生との十局目となります。
前局ではあっこ先生の△4四角戦法に対して悪く無い対応が出来たのですが、あっこ先生の積極的な攻めにやられました。
連敗しないように頑張ります。

 


わたしが▲7六歩と角道を開けたのに、あっこ先生は△4四歩と突きませんでした。
それならばと、▲3三角成と角交換しました。
当然△同桂と取ると思いましたが、あっこ先生は△同金と取りました。
ん?
何か罠が仕掛けてあるのでしょうか・・・

 


駒組みの途中で△3二金と引かれました。
△3三銀と繰り替えようとしているのでしょう。
手損をしても△3三桂より△3三銀に組みたいのですね。
飛車先は切れる時に切っておきましょう。

 


『角交換に5筋は突くな』という格言があるので▲5六歩は保留していましたが、もう突いても大丈夫だと思って突きました。
△5四歩に▲3六歩から飛車の成り込みを目指しつつ桂頭を攻める感じかなぁと考えていましたが、あっこ先生は5筋を受けませんでした。
ならばと、▲5五歩と伸ばしましたが、△8四歩▲5七銀に△5四歩と反発されました。
▲5五歩は指し過ぎでしたかね。
先に▲5七銀と上がった方が良かったかもしれません。

 


あっこ先生の5筋の反発に対して▲5八飛と争点の筋に飛車を回りました。
今、右辺の守りに就いていた3二の金を、中央の守りの為に△4三金と上がったところです。
本譜は▲5四歩と打ったのですが、ちょっと重たい攻めでした。
ここでは▲6四銀△同銀▲5一飛成という銀損の強襲が成立していました。
次に▲8三角△同玉▲6二龍や▲5三歩△同金寄▲4一角など攻めが続きます。

 


▲4一角と打ち込んだ手に対して△3二角と合わせて来ました。
当然角を取らずに▲6三角成と銀を取りました。
△同金に▲5二銀で攻めが繋がると読んでいましたが、あっこ先生はその筋を嫌ったのか△6三同玉と取って来ました。
▲6五歩△同歩▲6四歩と攻めるのが筋なのでしょうが、筋の悪いわたしは更に重く▲5三銀と打って攻めました。

 


わたしの筋悪の攻めに対してあっこ先生は△6九角と打ち込んで来ました。
▲5七飛と逃げ△5六歩▲同金と進んで、飛車の筋に自分の駒が四枚並ぶという超重たい飛車先になってしまいました。
それでも下手が優勢ですが、ここでは飛車を逃げずに▲6四銀上△7二玉▲6二銀成△同玉▲5三歩成△7一玉▲6三とと迫る手がありました。
綺麗に5筋が捌けています。
▲7二金までの詰めろなので、上手は飛車を取っている暇がありません。
踏み込めば、バラして迫るだけの変化の余地がない一直線の進行なので、難しい手順では無かったですね。

 


あっこ先生は5三で清算して来ました。
わたしはここでも重たく▲5四金と打ちました。
△同金▲同銀△同角▲5五金△3二角と金駒を一枚損する攻めに出ました。

 


筋悪の重たい攻めが続きましたが、5五の金を▲4四金と出て、やっと飛車先が通りました。
が、△5四歩と止められてしまいました。
まぁ、それは読み筋で、▲5三金打△7三玉▲5四金寄と迫って指せると判断しました。

 


読み筋通りに迫った手に対して△4八銀と飛車をいじめに来ました。
▲6三金寄△8二玉の交換を入れてから▲5五飛と逃げました。
手番の回ったあっこ先生は△6七金と攻めて来ました。
▲同金と守りの金を上ずらせて△7八銀と迫って来ました。
ここは▲6八金と引けば、金を手持ちにしたまま△8七銀成▲7九玉△7八角成までの詰めろを受けられました。
それなら下手が勝勢だったのですが、本譜は△8七銀成を受けなければいけないと思って▲8六金と打ってしまいました。

 


▲8六金と打ったので△6七銀成と金を取り返されてしまいました。
しかしまだ詰めろではないので▲6四金寄として、次に▲5二飛成と成れば勝てると考えていました。
あっこ先生は△7七成銀と詰めろを掛けて来ました。
待望の▲5二飛成に△9三玉と逃げました。
そこで▲9五歩が詰めろ逃れの詰めろで勝ちです。

 


詰めろ逃れの詰めろだと思って突いた▲9五歩に△8八銀と王手を掛けて来ました。
▲9六玉と逃げて勝ちだと思っていたら・・・
こんな手がありましたか!
▲8五同金に△8七馬までですね。
この手を指されるまで詰みに気付いていませんでした。
ここで投了しました。
 

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感想戦

序盤から中盤まで悪手らしい悪手も無く、徐々にリードを広げて行く、下手大満足の進行でした。
5筋の重たい攻めは褒められたものではありませんが、着実にポイントを上げる攻めで、形勢を損ねる事はありませんでした。
60手目では飛車取りに構わず▲6四銀上と攻め合えばわかりやすく勝勢に出来ました。
84手目の▲6八金で受かっている事がわからずに▲8六金と受けた手が大逆転の大悪手の敗着となりました。
最後の△8五金は詰将棋として出題されなければ、級位者では中々気付けませんね。

あっこ先生、ご指導ありがとうございました。

 

対局情報

対局日 :2009年9月4日
棋 戦 :LPSA金曜サロン
対局場所:LPSA駒込

飛車落ち対戦成績

対女流棋士:52勝60敗

藤森奈津子女流三段
○○●○○●●●○●
●○
中倉彰子女流初段
○○○○●●○○●●
松尾香織女流初段
○○○●●○●○○●
●●○●
神田真由美女流二段
●●○○○
島井咲緒里女流初段
●●●○○○○
大庭美樹女流初段
●○○○●○●
中井広恵女流六段
●●●●○●
中倉宏美女流二段
○○●○●●○●●○
藤田麻衣子女流1級
●●○○●●○●●○
北尾まどか女流初段
●●●●●○
船戸陽子女流二段
●●●●●○●○●●
合計成績:56勝70敗 

 
 
 
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