大野教室の様子
1月22日の大野教室の模様です。
本日は七面指しでの指導対局です。
奥の部屋では植山先生が指導をしています。
植山先生も大野先生も新年最初の対局に勝っています。
連盟の結果によると植山先生は1月19日の王将戦でも勝って二連勝!
しかし備考欄には『反則』と出ています。
相手の金沢孝史五段が二歩でも打ったのかと思い、教室でこの将棋を並べて見せてもらおうと楽しみにしていました。
前日の21日に駒込で研究会(という名のおしゃべり会ですが…)がありました。
わたしは仕事中だったのですが、休憩という言い訳で(苦笑)お茶をしに行きました。
そこで植山先生の反則勝ちの話題を振ると、事情通の某氏は植山先生から聞いていたようで、その時の模様を話してくれました。
なんと!そんな事が!
詳細は次局の自戦記で、放課後に植山先生から直接聞いた事を書きます。
大野八一雄七段戦
大野先生との二十四局目となります。
感想戦
勝利目前まで大野先生を追い込んだのですが、決め切れずに大逆転負けを喫しました。
68手目の▲3五角から飛車を切って▲6四角まで、読み筋どおりに進みましたが、67手目の局面を前に頭の中でその局面を思い描いていた時はそれほど成算があったわけではありませんでした。
しかしわたしの大局観は間違ってはいなかったようです。
80手目、▲2六銀は難しい手ではないので当然見えてはいたのですが、△3六銀と逃げられてしまう事を気にしてしまったために銀を取って難しくしてしまいました。
△3六銀には▲5三角成で良かったですね。
88手目の▲3四銀は正着でした。
正着だったのですが、それは次の90手目で取れる金を取らずにじっと▲4三馬とにじり寄る手が指せての事でした。
▲4三馬には△3三金と逃げるのでしょうが▲3四銀と露骨に打ち込んで△同金▲同馬△3二玉▲4三金△2二玉と追い詰めてから▲4五金と詰めろで金を取れば勝ちでした。
正解手を指せずに▲3四同歩と金を取った手が紛れる切っ掛けとなりました。
敗着は94手目でした。
自玉が詰めろになっている事がわかっていなかったので▲4三馬と詰めろを掛けました。
ここでは▲3五桂△同金▲同馬が詰めろ逃れの詰めろで下手が残していました。
正確に指せれば下手勝ちの局面だったのですが、正確に指せないから未だに級位者なんですよねぇ(苦笑)。
まぁ、正確に指して勝ちきれる棋力があるのならば級位者は卒業しているのでしょうけどね。
3筋と4筋の位を取られる事を気にして、今までは少し無理な指し方をしていたのかもしれません。
位を取らせてもじっくりと矢倉に囲って十分指せる事がわかりました。
勝ち星がするりと逃げていってしまって残念でしたが、自分らしく思い切って踏み込んだ将棋が指せて、悔しさ半分満足感半分の気持ちで、感想戦後美味しくたばこを吸いました。
大野先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2011年1月22日
棋 戦 :大野教室
対局場所:川口教室
飛車落ち対戦成績
○
●●○○○○
●●●○○○○●●○
●○
●○○○●○●●○○
●●●●○●○●○●
○○●●●●●●
○○●
●●●●●○
●●○●
●○○○
●●●●●○●○●●
●●
●
前局はこちら
第百九十六局 大野八一雄七段戦
次局はこちら
第百九十八局 大野八一雄七段戦