飛車落ち　第百八十八局　中井広恵女流六段戦

2021年5月16日

LPSA金曜サロンの様子

中井先生との九局目となります。
金曜サロンでの六面指しの指導対局です。
わたしはサイン勝負ではなかったのですが、わたし以外で二局がサイン勝負でした。
それでは見てください。

中井広恵女流六段戦

感想戦

91手目の局面で詰みを発見できた人はいましたか？
99手目の局面で次の一手を出題されれば、桂捨てを発見出来た人は結構いるでしょう。
この局面に中井先生が誘導したのは緩めてくれたからだと思います。
89手目で△５三金とと金を払いましたが、△４八金▲２九玉△３八とと攻められたら▲同飛△同金▲同玉と清算するしかなく、そこで△３七飛▲４九玉△３五飛成と角を抜かれて下手の負けでした。
わたしは後で検討してこの順に気付きましたが、プロなら一目の攻めですよね。
よって、この一局は中井先生が最後に逆転のチャンスを与えてくれたものだと思います。

詰みがあるかどうか分からない実戦の流れの中で桂捨てからの詰みを見つけられたのは良かったのですが、本当なら92手目で詰みを読んで▲７一銀と打てていなければいけませんね。
投了する時の中井先生の笑顔がとても印象に残った一局でした。

中井先生、ご指導ありがとうございました。