大野教室の様子
大野先生との十七局目となります。
大野八一雄七段戦
感想戦
玉頭の位を取った手に対して大野先生は位の奪還を目指して△4二角と自陣角を打ちました。
それに対しては▲8五角と打って対抗する手が良かったようですが、わたしには思い浮かばない手です。
70手目に▲5八飛と回って74手目で▲2八飛と戻っています。
この数手のやり取りが良くありませんでした。
70手目は飛車を回らずに▲3四金と打てばかなり勝ちに近付いたでしょう。
また▲5八飛と回ったのなら、74手目は飛車を戻さずに▲5五銀と攻めるべきでした。
74手目から78手目までは常に▲2一角がありました。
▲2一角の攻め筋を逃して、80手目に▲2三金と出た手が実質的な敗着です。
▲2四歩と合わせていれば飛車先を突破出来ていました。
また、飛車先を止められた後の86手目で▲3二金と金を取り△2六歩と飛車を取らせましたが、ここでは▲3六飛と逃げる手が成立していました。
△2三金と金を取られますが、そこで▲3二角の金銀両取りがあるので、飛車を渡さずに馬を作れて、まだまだ下手も指せる形勢でした。
金と桂馬の二枚を手にしましたが、それ以上に△9七歩成が厳しく、以降は下手に良くなる順はありませんでした。
大野先生、ご指導ありがとうございました。
対局情報
対局日 :2010年7月17日
棋 戦 :大野教室
対局場所:川口教室
飛車落ち対戦成績
対女流棋士:66勝77敗
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対プロ棋士:6勝31敗
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