飛車落ち指導対局

飛車落ち 第十局   中井広恵女流六段戦

LPSA金曜サロンの様子

それまでは将棋雑誌の中の人だった、女流棋界のスターである中井先生との初めての指導対局です。
この日は仕事だったのですが『中井広恵』に会いたくて、仕事を早退して金曜サロンへ行きました。

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中井広恵女流六段戦


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感想戦

目の前にあの『中井広恵』がいるという事で、対局開始からの数手は緊張で手が震えていました。
何手か指して次の手を考え出してからは将棋に集中することが出来ました。
最終手以外は大きく形勢を損ねるような疑問手も無く、級位者としては上手く指せていたと思います。
最後にわたしが上手玉を詰ます為に駒台の角を掴んだ瞬間、「あぁ~っ!ダメ!」と中井先生が叫びました。
何事かと驚きました。
わたし以外の指導対局を指していたサロン会員も驚いて、こちらにみんなの視線が集まりました。
なんと桂馬の合い駒が逆王手になっているではありませんか!
わたしは投了を告げました。
しかし中井先生は、わたしが打った角を駒台に戻して他の手を指すように促しました。
わたしが▲3四玉とすると中井先生は「負けました」と投了しました。
ですから、棋譜には最終手として3四玉と書いたのですが、帰ってから忘れないように5四角で反則負けと書き足しました。
92手目、▲4三龍と金を取りましたが、金を取らずに▲5四角と打っていれば詰みでした。
中井先生との初対局は自玉の王手に気付かずに、詰みを読み切ったつもりでドヤ顔で角を打つという、一生記憶に残る対局となりました。

中井先生、ご指導ありがとうございました。

 

対局情報

対局日 :2008年2月8日
棋 戦 :LPSA金曜サロン
対局場所:LPSA駒込

飛車落ち対戦成績

合計成績:5勝5敗 

 
 
 
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